こんにちわ。バカイチです。
春ですね。暖かいですね。陽気ですね。
こんな日は可愛い彼女とお花見デート。手を繋ぎ会話と景色を楽しむ純粋でプラトニックな一日。下世話な妄想。低俗な会話を忘れ、大好きな彼女と愛について語り合う…
なんてことが既にして誇大妄想。
24時間365日。ピンサロのことしか考えていない私に春が来るはずもなく、春だからといって爽やかなデートを楽しむわけもなく、もといデート自体が存在しないのであって…。
このぽかぽか陽気に誘われて爽やかな話題でもお届けしようと思いましたが、やはり私には無理なようです。しかしながら、この天気。まさに小春日和といえる休日の土曜。せめて話題には気をつかおうと…コチラの体験談をご用意いたしました。
甘くて切ない。それでいてどこか「ほっ」とする。そんなお話です。どうぞお楽しみください。
どうもオサムシです。
みなさん、風俗生活楽しんでますかぁ。わたしもぼちぼちです。
「クリスマス日記」以来、年末の仕事納めにオキニのところへ馳せ参じたり、長年通った嬢と感動的なお別れがあったり、急に思いついて普段あまり利用しない業種に行ったらはまって立て続けに次の日にも指名しちゃったり、新人とやらにひかれて初めてのお店に行ったらそれがまたイイ子だったり、大雪の日にあえてオキニ指名に馳せ参じたりと、波乱のというかダメダメの風俗生活を送っています。
そんななか、たまたまある街へ泊りがけで出かける機会がありました。
初めて行く土地であれば考えることは当然ただ一つ、普段できない「大人の経験」をしてみることです。そんなに方々へ出かけることはありませんが、行ったら行ったで、ついいろんなお店に突撃しちゃってます。
ですので、またも勝手に新規連載として「ぶらり地方ピンサロ紀行」としてちょこっとずつこれまで行った地方のお店紹介をさせていただきたいと思います。
事前のリサーチではこの地方都市にも店舗型風俗店が多少あるとのことで、到着するなりいそいそとその地域に突撃してきました。迷いながらもモバイルの力を借りてようやくそこにたどり着くとかなり閑散としている地帯で、オサムシ的長年の経験から察するにそうとうヤバそうな感じ。
それでも意を決し店の近くから電話を入れ、嬢の空き具合や総額を尋ねると…意外とキビしい状況(選べる嬢が少なく、割と高め)。
給料日後だったということもあってやや気が大きくなっていて、一瞬せっかく来たんだから行ってみるかという気にもなりましたが、冷静に考えれば素直に東京に帰ってからオキニのところへ行けばいいじゃん、ということで入店を断念しました。
しかし、ただ中止するだけでは面白くない。下半身のテンションも相当高まってしまっている。実はこの地にもネット調査で我らが愛するピンサロも数軒あることは事前に確認済みだったのですが、OHPを見るとそれはそれは場末感ただよう雰囲気で食指がうごかなかったのです。
でもまあ数千円を浪費したとしても、それで気が済むならイイやって思わせるのがまさにピンサロならでは利点です。
そう頭を切り替えてもかなりあせりました。だって、ピンサロ業界独自のルールで時間ごとに料金が変わるのに、店舗型風俗店密集地帯と目指すピンサロの所在地が少し離れていため料金が上がるすれすれの時間になってしまったからです。
なんとかその前に滑り込もうと息を切らせながらの移動でした。しかし寒空の中の移動、身体も凍える…。
一瞬、わたしはいったいこの知らぬ土地で何をしているんだろう、と我に返りましたが、そこは高まった性欲パワーに勝るものはありません。
ちょっと道に迷いながら息急き切って駆け付けたお店は雑居ビルの中にあるようでしたが、外看板からして見るからにあやしい。普段だったらたぶん避けるような店構えですが、その時は頭の中が時間に間に合うことに一杯いっぱいでしたので躊躇なく突撃です。
すぐさまエレベーターで乗り付け店の前に立つと、センサーでもついていたのかこちらがドアのノブに手をかける前に扉が開きます。
現われた人物は、最近都内の店ではすっかり見かけなくなった昔のキャバレー(決してキャバクラでなく)の店員風のオジさま。
「ご指名はありますか?」
と聞かれますが、はじめてのお店ですから当然フリー宣言。そこで気が付いたのは、最初から手にお札を持っていて、万札出されてもすぐにお釣りを出せる準備周到さ。
都内ピンサロではデフォの爪チェックやマウススプレー、トイレの確認は一切ありませんでした。支払いを済ませるといきなり店内に誘導されます。
この店の決まりなのか、店内に入るとフロアの隅に固まって待機していた女の子が一斉に拍手するという出迎えがあり、少々ビビりました。
(そういや昔、都内にも一斉に嬢が立ってお辞儀する店がありましたなあ)
フロアは意外と広そうで、奥に向かって3列ほどが同じ方向をむいてブースが並べられている、まさにキャバレーのような作りです。
照明はかなり暗めで、店員が懐中電灯を持って席まで案内してくれます。そうですね、雰囲気は新宿『ハッピイ日の丸』とかに似ているかも。ブース相互の遮蔽はほとんどありませんが、入った時には他に客の気配が感じられず、気になりませんでした。
少し待って登場したのは、キャミソール姿のちょっとぽっちゃり気味の小柄な嬢。
「こんばんは、外は寒かったですか」
ちょっと緊張が感じられる話ぶりでした。あたりさわりのない会話を交わしつつ暗闇に目がなれてくると、ぼんやりと色白な姿が浮かび上がってきました。
あれ、口元には近頃若い子には珍しい銀歯がのぞいている。話しぶりといい、いかにもあか抜けない田舎の子っぽい感じ(失礼)ですが、それはそれでとても良い雰囲気を醸し出しています。
それとなく尋ねてみると、やはり県内出身ということで妙に納得します。言葉の訛りといい何ともいえないたたずまいで、都内ではまず見かけない素朴な雰囲気です。
若そうに見えましたが、話の流れで年齢を聞いてみると予想よりお姉さんでした。ストレートの黒髪、肉感的な色白がそう見せさせたのでしょう。
初めてのお店でもそのまま過ごすオサムシではありません。地元ならではのトークを楽しみつつも、じゃあそろそろプレイにという流れに。
本当にここはピンサロなのかを確かめるべく、ぐっと女体を引き寄せてみます。やや戸惑いながらも順調に受け入れてくれ、軽いキス。好みは分かれるところですが、その素人っぽいしぐさに期待感が高まります。
一旦身体を離したので消毒かと見ていると、ブースに来るときに持参した手提げ籠の「お道具セット」の中からキャラクター柄のブリキ缶を取り出します。何事かと思いきや、
「このお店の決まりなの」
といいつつ最近ではあまりないシステムの宣言をされます。そうです、ピンサロではふだん見かけないゴムの衛生器具を取り出し、まだそんなに硬化していない愚息に装着されます。
やはりこのお店のルールで、上半身は脱衣禁止、下半身は片側をかけておくという(これは都内でもよくありますが)姿になろうとすると、嬢はキャミソールを残しつつ、ごそごそと向こうを恥ずかしそうに向いて上下の下着を脱いでくれます。
そのインターバルで下がったテンションを取り返すべく、積極的に嬢を攻めてみることにしました。
引っ込みがちな嬢の身体を抱き寄せ、たっぷりとキスの続きを味わいます。最初は戸惑い気味だった嬢もすっと力が抜けてきて、腕をしっかり絡めてきます。舌をぐいっと差し入れると向こうからもお返しに絡めてきます。
キスしながら女体をまさぐると、よく言えば豊満、悪く言えば幼児体型になるのでしょうか、適度にお肉が付いています。それを味わうべくゆっくりとやさしく愛撫すると、その柔肌は色白から想像したとおりものすごいすべすべの美肌でした。
程よい感触を味わい、そろりそろりとすでに下着をとった下半身に手を伸ばします。
あら、もう湿っぽい。ということは…まあ仕方ないけど仕込みローションと感じました。それにしてもすっかりと受け入れ態勢になっている。ふだんだったらしっかりとほぐしてから花芯を攻めるところが、するりと中指を受け入れてくれるので入口付近で軽く動かしてみます。
キスしたまま嬢が「ん、ん」と息を漏らす。男が有頂天になる瞬間ですね。
無理のないようにゆっくりと開通させ、指はより奥まで吸い込まれてゆきます。嬢がのけ反らせ、少し体が離れました。
「ごめん、痛くした?」
「ううん、そんなことないけど…」
恥ずかしそうにうつむく。その姿をみて、妙なスイッチが入ってしまいました。嬢をブースにもたれかけさせるようにして、本格的に攻めてみます。
受け入れOKなのを確認して、ふだんはあまりしない薬指を併用した2本攻めに。というのも、決して緩いというわけではないのですが、どんどん指が絡めとられるような感触に、ついといったところです。
外から店に入って間もないので、指先もまだ暖まっていない状態です。それが女体の一番奥底に達すると、指先はやけどしそうなくらいの熱さを感じました。
開脚させたままの嬢は、声を押し殺すように
「あぁ…」
と呻き、身体を小刻みにぶるぶる震わせています。
気が付くと、愛蜜がどんどん溢れ出していてまるで洪水状態に。さっき仕込みと感じたのは誤りで、本物の嬢の湿り気でした。
このままずっと攻め続けたいところですが、ここは時間の限られたピンサロです。腹に付きそうなくらいビンビンになった愚息をどうにかしてもらわないとなりません。
「じゃあ、お願いね」と声をかけ、シートに座り直します。
ぼうっとした嬢が体勢を直し、ゆるゆるとフェラの姿勢になります。
最初のトークでこの世界に入ってまだ半年とのことでしたが、やはりまったくお口のテクはありません。その分長持ちしそうだったで、うつむく姿勢の嬢の上下を触り放題です。手をぐっと伸ばして調子に乗って指を入れまくっていたら、フェラの最中も何度も声を上げて感じている様子でした。
その姿に感じ入り、やがてフィニッシュを迎えます。
嬢が後始末を終えるなりこちらに向き直り、おもむろに「また来てね」とささやかれました。ちょっと唐突さにおどろきつつも、悪い気はしません。ブースにあらわれた時にはそんなに愛想もなく話も続かなかったのに、満面の笑みですり寄ってくるその姿がなんともかわいらしいこと。
そこで調子に乗って
「どこが良かったの?」と下心満々の質問をしてみると、意に反して
「キスがとっても上手だった」と。
下はやはり濡れやすい体質だそうです。それでも
「お兄さんがやさしくしてくれたのでとっても気持ちよかった」と。
ふだんピンサロでそんなことを言われても営業トークと聞き流すところが、この嬢に限ってはそんな邪心を微塵も感じさせません。
さらに、お互い着衣をするときに、嬢が「お兄さんだったら見せてもいや」と。なんだろうと思ったら、手にしていたのはなんと毛糸のパンツでした。あら珍しいこと。
「待機の時に薄着でおなかが冷えるから穿いているの」
そりゃあ、向こうむいてこっそりと脱ぐわけだわ。さらに田舎娘らしさ倍増のその姿がいとおしくて、ぎゅっと抱きしめたくなりました。やがて無情にも場内コールでお別れの時間が来たことを告げられます。
「この街には2泊しかしないけど、明日もまた来るよ」と言ったら
「あした本当は出勤なんだけども、家の用事があって休みなの。もう来ないの?」
となんとも残念そうな表情を見せます。何度も「もう来られないの」と聞かれました。
手をつないで出口まで送られ、扉を出たところであらためて見直したら、やっぱり相当な美白でした。彼女はそっと手を離し、満面の笑みを浮かべて、こちらの姿が見えなくなるまで一生懸命手を振ってくれていました。
もう二度と会うことはないでしょうが、はぢめて訪れた場末サロンでの甘酸っぱく、なかなか印象深い体験でした。
お読みいただいた方は、ここはどこだと興味を引いていただいたでしょうか。実は当初この稿を起こそうとしたときには、地名と店名を書き入れていましたが、途中で思い直しました。
嬢曰く、このお店は地方都市で長く営業しているそうなのです。外部からの闖入者がこのひっそりとした調和を乱し、グレーゾーンであるピンサロの存在を脅かしても良いものか…と考えたとき、おそらくもう行くことがないからこそ、波風を立てずにそっとしておくべきだと結論に至ったわけです。
中途半端に思われるかもしれませんが、特定の体験記としてではなく、全国にはまだまだこんなほっこりとしたお店や嬢がいるという、ピンサロの良さを再発見したという意味でとらえていただけばと思います。
そして次回は、ますます地名を出すわけにいかないアヤシイ体験の巻です。どうぞお楽しみに。
-了-
オサムシ氏。心温まる「ほっ」とな体験談、誠に有難うございます。
とある地方のとある町。こじんまりした小さなピンサロ店。そこで働く一人の女性。若いのか?それとも意外と…?しかし、いったいなぜ?
言葉は失礼ながら都内であれば相当の人気が出そうな姿形…。
これも運命。これも出会い。神のみぞ知る人間模様…。
名も知らぬ土地で出会う、名も知らぬ女性。その日その時その瞬間。次も会いたい…。でももう会うことはないだろう…。
彼女の素性は、皆さまの心の中でイメージを。第二の故郷。旅行で訪れたとある温泉街。そこで出合った理由ありの女性。官能小説のような世界を思い描かせるも、妖しくも心躍る地方ピンサロの素晴らしさを想像させる。
場所も店名も分からないところが想像力を膨らませるのでしょうか。。。
「オサムシのぶらり地方ピンサロ紀行」続編は吉日をみてご紹介いたします。ご期待ください。
*返金企画エントリー不参加作品になります。