前半-基本理念編はコチラです。プレイ編を読む前に必ずご一読くださいませ。
それでは新宿ピンサロ『ゴシップガール』小悪魔プレイ編-序章-お楽しみください。
覚悟を整える
クーラーが効いている。天井から冷気が降りてくる。見上げると大きな蜘蛛の巣のオブジェ。壁には妖しげなランプに鏡。テンポのいいクラブミュージックが興奮を高めてくれる。
店内は以前に紹介した時とそう変わらない。変わった点といえば、ブース入口の壁に手錠とムチと指し棒が吊り下げられているぐらいか…。
責め具を目の当たりにすると、否が応でも気分が高まる。
問診票に回答もした。答えにくい項目にも素直に答えた。小悪魔も指名した。初めは予定通りエース格を指名したのだが、「新人をぜひ!」との執事の熱意に押され、やむなくそれに従った。
覚悟はできている。男のプライドとエム男としての欲、その狭間で起こる葛藤…。
心臓の鼓動が早い。舌の乾きも早い。さっき済ませたはずなのに尿意を覚える。どうやら久しぶりに緊張しているようだ。
果たして小悪魔プレイとはいかなるものぞ。主は我を導き、生け贄としての役目を無事努めさせてくれるのか。。。
小悪魔の登場を告げるアナウンスが鳴り響く。
さぁいよいよだ!
主人とのお目見え
「ウフフフフ、こんにちわ~。M男さんですかぁ~?」
登場した瞬間、いきなり核心をつく発言。視線を向けると、柔和な笑顔が可愛い小悪魔の姿。服装は短い赤シャツに黒いスカート。足下は網タイツ。頭のつけたカチューシャが点灯している。
小悪魔の、もといご主人様のルックスは上々。スタイルも素晴らしい。特におっぱいが美乳だった。また雰囲気も小悪魔に見事にマッチしており、ふんわりとした雰囲気のなかに現代っ娘らしい“ゆとり”を感じさせる。
何気ない発言が心に刺さるときもあったが、この世代特有の“ゆとり感”が適度なムチとなり、プレイは自ずと手の平で踊(らされ)る形ですすんだ。
主従関係の芽生え
まずは品定めから始まった。問診票を手に取り、矢継ぎ早に質問が飛ぶ。と言っても、私は「はい」と「そうです」を繰り返すだけで、意見や質問を返答するわけではない。
「乳首が好きなんだぁ~」
「ムチもして欲しいの!?」
「へー唾液フェチなんだ」
「ふ~ん、なるほどねー」
問診票を確認しつつ、チラリと私を見るその視線…。
嗚呼、たまらない。微笑の裏で侮蔑されている(であろう)感じが私から男のプライドを奪っていく。
「よし!じゃ後ろを向いて手を後ろにまわして。はい、次はコレね。こっちを向いて…よいしょっと…」
ということで、あれよあれよと手の自由と視界を奪われる。アイマスクを付けられるときにオッパイがあたるのはご褒美か?それとも罠か?
手錠は緩いが、アイマスクは意外にキツイ。視界が遮断されるなかで小悪魔の楽しげな声が聞こえる。
「じゃぁいっくよー!」
ブゥィィィィィ~ン……
小刻みに振動する何かが私の乳首を刺激する。服の上から触れるか、触れないかの絶妙なタッチで、ローターと思われるものを両乳首に当ててくる。
振動が乳頭の先端に触れるとき…
「ン、アッ!」
思わずでる声なき声。それを見て、聞いて、意地の悪い言葉をなげかける小悪魔。
「どうしたの~。あーこれ気持ちいいんだー。ふ~ん、こ・こ?」
「ン゛ーマ゜ッア゛ッー!!」
私の反応に呼応するよう、主人は私に語りかけ、そして反応が増すたびに乳頭に強い刺激が加わる。さらに刺激は乳首だけなく、フルに勃起した愚息にも与えられ始める。
そして絶妙なタイミングで耳元で囁く。
「ねぇ、ムチも欲しい?」
私はコクコクと何度もうなずく。既にM男の欲が男のプライドを掻き消しつつある。
ペシッ!とした柔い感触が肩口に走る。次は少し強めにピシッ!とした痛みが腿を走る。
「あぅイッィ、ヒュッ…」
クスクスとした笑い声が聞こえたが、主人は私を心配してくれた。
「痛かった?」⇒「だ、大丈夫です」
「ふ~ん、じゃ気持ち良かったの?」⇒「は、はい」
「○○ちゃんは変態なんだねぇ」
主人は私の左耳をハフハフと甘噛みし、「ウフフフ」と笑った。
突然、名前(実は本名)を呼ばれた焦り。その反面、変態と罵られた嬉しさ。この対極の感情に複雑な心境に陥るも、勝ったものは主人への愛。
主人に認められたいと願うM男の欲の前に、男のプライドはあとかたもなく消えていった。そしてプレイは更なる深みへと進んでいった。
つづく。
To Be Continued.