酒を飲んだら抜きたくなる。終電前の駆け込みサロン。一気にどうぞ。
会社の同僚と呑み、二次会でガールズバーに繰り出した。
ガールズバーはヌキナシ
この真理を知らずに盛り上がる面々…と思いきや知らないのはアテクシ一人だけだった。
そうして気づくと2時間が経ったが、ギザカワユス(死語)なナオン達を前に、皆は延長する気満々。しかし終電まで1時間を切ってしまった。
延長料金は三千円、それだけあれば、、ヌケる。
私は、このままちょっと電車で移動し、すぐヌイてお開きにしないか?と提案したのだが、だーれものってこなかった。それどころか、一人でヌキに行き、休み明けに事の顛末を話すという任務を課せられてしまった。
「じゃあ女達が待ってますんで!」
駅前でそう言い残し、改札を駆け抜けた。
慌てて電車に飛び乗ること、23時20分過ぎ、池袋駅に着。
ハヤクヌカナケレバ…
池袋はそう詳しくない。迷わず行けるのは『ニュークリスタル(店舗型手コキ)』と『すたぁ~らいと』が入っているビルだけ。
こうなったらキメ打ち、『すたぁ~らいと』で二回転3500円だ!
酔い潰れる大学生の前を通り、だるそうに誘導棒を振る警察官を越え、定食屋から出てきたリーマン二人組を横切り、ダッシュで着いた。
ビルの入口を見上げると、3階にある『ニュークリスタル』名物、階段で順番待ちをしている男群(だんぐん)。この時間でも何人か並んでいるが、さすがに「本日の受付は終了しました」という看板が置いてあった。
「手コキだぁ?男ならピンサロだろうが!」
そう心で叫んだ(しかし本音を言うと待たないならニュークリにしたい私であった)。
そうして、2階の『すたぁ~らいと』に。。。店員氏が出てきたが…
「ただ今シングル20分3000円だけなのですが宜しいでしょうか?」
(二回転じゃないんかい!)
リーマンショック以来の衝撃、無回転ショックが日本経済を直撃した。(この日大きく値を下げた株はその影響によるものである)
回転店のシングルは何となく嫌だ。プロレスでいうとタッグ屋のシングルマッチみたいなもので、はっきりいえば役者不足の感が否めない。
「そうですか…すみません、また来ます」
反射的に断ってしまい、今上った階段を下りた。
どうする?時間が無い。コンクリートジャングルで頭を抱えていると、隣のビルの看板が目に入った。
『パラダイス…』入ったことのないピンサロ…
スマホを取り出して店のサイトを見る。地雷臭はするが、シングル20分3000円、『すたぁ~らいと』と変わらない。
よし、行くしかない!
店のある地下へ。入口の前に立つ店員氏に、予め右手で挟んでいた3000円を渡す。
「どうぞ、こちらへ」
4、5席の赤いベンチシートが2列、ザ・ピンサロといった店内。右側、前から2番目に座る。脱ぎやすくするためベルトを外し、ズボンの上から仏塔を揉んでみる。
普段は酔うと不能になる私だが、今日は何とかなりそうだ。
手を離し辺りを見渡すと、左側最前席に太った嬢が着いている。
うーぬ…あのレベルならちょっとハズレだ…
最近立て続けに大塚のピンサロ、しかも大塚の中でも下位に位置する店を利用している私である。多少見た目が悪くても気にしないが、それでもやはり当たりを引きたいと思うのが男の性。
当たれ当たれ当たれ当たれ当たれ…
ベテランの創価学会員の勤行もかくやといったスピードでもって、無宗教者の私は祈っていた。
何に対して祈っているのか。
ピンサロの神に、だろうか。
そんな物存在するのか。
自分が信仰しているのは、唯一女だけなのかもしれない。
気配を感じて後ろに目をやると、スレンダーなかわいいギャルが歩いてきて、そのまま隣に座った。
当たった!
マルカワフーセンガム(10円)の当たりを引いた小学生もかくやといった喜色満面で…いや今日日の小学生はそんなことで喜ばないか。
書き直し、モンストのガチャでお目当てのモンスターを引き当てた小学生もかくやといった喜色満面で嬢を迎えた。
「かわいいっすねぇ!」
顔はちょっと違うけど雰囲気は若い頃の「加藤紗里」みたいな感じ、まだ20歳前後だろう。推定160cm40kg。オパイは小さそうだが、かわいいので気にしない。
20分と短いので雑談もそこそこにズボンを脱ぐ。
キス、パイ揉み、があるかと思いきや、嬢は向き合う形で床に座ると、すぐさまフェラを始めた。
一流のプロレスラーは組み合った瞬間に相手のレベルがわかるらしいが、私も咥えられた瞬間に嬢のフェラレベルがわかった。
これはなかなかできる…
上目遣いで裏筋を舐める、エロい。
お次はソフトにストローク、動きに合わせて髪がなびく、いい匂い過ぎる。今度は強めに吸ってチン先を舌で小刻みに叩く、技あり。さらにローション代わりにツバで仏塔を濡らし、カリを集中的に手コキ。
全身がゾクッとするくらい刺激が強過ぎて、イクより先に潮的な物が出そうになり、思わず手を掴む。
「オーケー、ちょっと弱めりゃいいんだな」
という顔をし、またソフトなフェラに戻る。けれどもこれはただのソフティーにあらず。徐々に刺激が強まる種のモノであり、これには周富徳もニンマリ(?)
これでイカせるのかと思いきや、パッと口を離して先ほどの手コキに切り替える。
ゲージMAXに近づいている、ともすればすぐ逝ってしまうため、そうはさせぬと粘ると、快感と我慢が相まって、テーゼとアンチテーゼが合わさってジンテーゼみたいな、より高度の快感に達した。
土俵際での攻防、このまま何も言わずに出すかとも思ったが…
「スミマセン、イキマス」
と棒読みで呟くと、嬢は仏塔を口で封じ、そこへ鶏白湯が出やした。
「イヤァサイコウデシタ」
賢者モードで棒読みに拍車がかかる。嬢は笑顔でオシボリを渡す。
このアジ(テーション)が
イイネとチミが言うたから
地下のピンサロ
サラマンダー記念日
よくわからない短歌を詠じて、名刺を貰って退店。しかし、そこに書かれた名前を店のサイトで確認すると、在籍していない嬢だった。
体験入店だったのか、私が地雷客だからウソの名前を書いたのか、他に何らかの理由があるのか…。
この素朴な疑問が、イチ風俗店を飛び越えて、闇社会に群がる道を極めた面々や大物代議士をも巻き込んだ平成末期の一大スキャンダルに発展することなど、この時は知る由も無かった。(未完)
再訪率
【女の子評価】 非常に良い
【店舗総合評価】 再訪もあり
管理人より
抜きたいという欲求は直情的で、一度そう思うと中々身体から離れていかないもので、それが自分の意思に反して抜きのないお店で綺麗なちゃんねーとダベっているときなどは、もうパンパンに膨れ上がって、そこから急ぎ足で抜きにいっても最終枠だから選べないし、出てくる嬢は疲れているし、サービス悪いしで、結果最悪。
やっぱり時間が限られたときは抜きにいくもんじゃねぇーな、となるのがオチですが、今回はそうならずに、いやそうなりそうなのに、ギリギリのところで踏みとどまった感じ。
でも、やはりこんなシチューエーションのときは落ちがついてくるもので、、、今日出会ったギャルは誰!?みたいな。私も調べてみたら確かに在籍が確認できない。彼女は誰だったのか、どこにいったのか、今となっては正体不明ですが、営業終わりの最終枠で3000円。
これは魅力的ですよね~。というお話で締めておきましょう。
「クワジラ」さん、面白かったです。残る作品も近日ご紹介させていただきます。
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