明朗会計、完全パックの前金制、いつもニコニコ現金払い。これ以上のお金は一切掛かりません。
ピンサロ遊び、いや風俗遊びは現金が基本。だって、そもそもの業種が現金商売、日銭ビジネスだ。
お客から現金を受け取り、その日のうちに現金でお給料を支払い、残った金額がその日の売上。
売り掛け?振り込み?月払い? あり得ません。
完全日払い制、給与明細、受領証明一切なし。
風俗店ほどお金の流れがシンプルで、それなのに資金の流れを証明できない業種もないでしょう。
なぜならいつもニコニコ現金払い。帳簿なんて適当そのもの、仕入れは売上、支出は給料、経費は家賃に広告、おしぼり、薬品、その他無数にわたる備品に飲み食い遊び。
売上と仕入れは誤魔化すのに、経費だけはきっちり領収書がある不思議な会計。マルサが目の敵にするのも頷けます。
が、今日はそんな現金ビジネスを、「あえて」離れてみました。
風俗店におけるクレカ利用のメリットデメリット
昨今、カードを使える風俗店が増えてきました。店舗型でも無店舗でもソープでもデリヘルでもクレジット決済ができるようになりました。
店舗型なら端末にカードを通す形で、無店舗型なら事前のネット決済で、プレイ料金をクレジット払いすることができます。
世の中 便利になったものですね。現金がなくても女を抱けるのですから。昭和の頃じゃ考えられません。
しかしながら、風俗店に対してクレカを切るのは何か嫌な感じもします。
スキミングの不安、想定した金額以上の請求、名義を知られる危険性、あとは請求書の宛名の不安でしょうか。
「性○○女学園」
「即ヤリ人妻サークル」
「ピンサロ探検隊」
こんな名前で請求が来たら最悪です。独身ならまだしもパートナーや家族がいたらもう最低。
このように風俗店をカード利用するのは往々に不安が残ります。しかし、現代はキャッシュレスの時代です。現金を持ち歩かない方も多いでしょう。純粋に手持ちがないときもあるでしょう。
なのに、アッチには火がついちゃって、もうどうにもこうにも止まらないみたいな。
そんなときに風俗でカードが使えたら便利ですよね。事実、風俗におけるカード利用、決してデメリットだけではありません。
使い方次第では、現金払いよりもお得になるケースもあります。
そこで、実際にピンサロ店でクレジットカードを利用してみました。今日はその結果をもとに、風俗におけるクレカ利用のメリット、デメリットをご紹介していきたいと思います。
クレカ利用は嫌われる!?
池袋の某人気ピンサロ店でクレジットカードを使ってみました。
受付にて…
私「割引見ました。使えますか?」
店「大丈夫っす」
私「では割引フリーで」
店「○○○○円です」
私「クレジットカードいいっすか?」
店「えっクレカ、、、大丈夫ですけど、カード利用だと割引が効かないんですよね。だから現金にしません?たった千円だけど積み重ねたらデカイっすよ。ねっここはひとつ現金で…」
なんとクレジットカードは割引が効かないそうです。調べてみると、殆んどの店でありとあらゆる割引が効かないようで、問答無用で定価料金が適用されるとのこと。
安く遊ぶのがモットーのピンサロで、これは痛い!非常に痛い!ですが、店員さんはなぜこんなにも現金をゴリ押ししてくるのでしょう?
割引が効かない痛みを負うのは私なのに、定価ならば売上も上がるのに、どうしてそこまで現金をすすめてくるのか?なぜしつこく現金払いを求めてくるのか。 単なるおせっかいでしょうか…
いいえ、そうではありません。
この答えの裏側にこそ現金ビジネスである風俗店ならではの悩みが隠されているのです。
クレカの悩み 手数料の憂鬱
その悩みというのが、まず手数料。
風俗店がカード決済を導入する際、カード会社から必ずといっていいほど高額な手数料を掛けられます。利率にして約7~15%あたりでしょうか。
不安定な商売だからこそカード会社が足元をみてくるんですね。しかしながら、この手数料は当然利用者に乗せられます。
カード会社に支払う利率に少し上乗せして、プレイ料金に加算され請求されます。飲食店で例えるなら、「税サ別」といったところです。
ということは、カードを使うと、割引は効かない上に、さらに意味不明な手数料が乗せられる。結果、想像以上に高額な遊びになる…
のですが、、、なんと、この池袋の某店は、手数料が無料!つまり、リアル定価で遊べるのです!!
はい、これで謎が解けましたね。
お店がしつこく現金を求めてきた理由そのイチ、手数料が店負担だから。カード決済にかかる手数料、これをお客に請求していないため、手数料は店負担。
つまり、カード利用は単純に10~15%ほどマイナスになる。
これがお店がクレカを嫌う理由のひとつです。
クレカの悩み 現金化の手間
もうひとつお店がクレジット決済を嫌う理由があります。それは、現金化されるまでに時間を要すこと。
冒頭でも述べたように風俗は日銭商売。その日の給料はその日の内に女の子に「現金」で支払うのが基本です。
ということは、カード決済された分は売掛になるということ。その日の売り上げに対し、決済分だけ現金が足りないということになります。
マルサ対策なのか、脱税対策なのか、それとも従業員がポッポするためなのかは分かりませんが、普段から帳簿をまともにつけていない風俗店ですから、その日の売上と現金が一致しないと頭が混乱します。
結果、売上が名目的に足りず店長が一時的に補填する必要があるかもしれません。
ということで、風俗店がカード決済を嫌う理由そのニ、現金化までのタイムラグ、が挙げられます。
あとこれに付随する問題として、現金化するまでの手間もありますね。カードの明細をカード会社に郵送するなどのひと手間、これを面倒がるお店も多いと聞きます。
この日、「手持ちがないからカードで…」と強硬突破したところ、受付スタッフは愛想良く対応してくれましたが、中にいる責任者らしきスタッフは、明らかに面倒くさがっていました。
クレカの明細
さて、クレジットカードの利用方法ですが、今回はカードを端末に通すタイプのもので行われました。
差し出したカードを受付内の端末で操作し、ネット回線でカード情報が送られ、認証されて、明細が印字され、サインをして、控えを受け取る。
これにて支払い完了です。
そのときの受け取った控えがこちら。気になる宛名は…
よくわかりませんね。あとなぜかドル計算??これも良く分かりませんが、支払い額は正当なものなので別にいいでしょう。
後日ネットの画面でも確認したところスキミングもされておらず、割引が効かないところ以外は問題ないようでした。
実際に利用してみて
クレジットカードを利用して思ったことは…
割引が(少)なく、かつ手数料無料のお店であれば、率先して利用するのもあり。しかし、常時2000円以上の割引を展開し、かつ手数料が掛かるのであれば、カード決済する意味はまったくない、そう思いました。
定価利用であれば、先に払うか後に払うかの違いだけです。ポイントもつきますしね。
ただ、割引のあるお店では、なにひとつメリットがありません。割引がきかないから差額が大きく、カード名義を知られる、スキミングへの不安が残るこなど、小さなデメリットを考慮しても無理にクレジット決済する理由を見出せません。
個人事業主などは、風俗店が発行するペラい領収書よりも、カード明細のほうが経費として落ちやすいため、料金が高くともあえてカード払いをする方がいるといいますが、そういった目的がないのであれば、やはり風俗でカード払いする必要はないと思ったのが正直なところです。
まとめ
結局のところ安く遊ぶのがピンサロ遊びの基本であり醍醐味。それを考えれば、割引がきかず、手数料を上乗せされるケースもあり、ましてやリスクを完全に回避できないクレカ利用は避けるべきでしょう。
とはいえ、このキャッシュレスの時代です。手持ちの現金が寂しく、近くにコンビニも銀行もない。それでも無性に女を抱きたいときは、割引のしょっぱいお店でならカード利用もありかもしれません。
そのときは、手数料0であること、また端末決済後の控えで請求金額の確認。そして後日、改めてネット明細でスキミングなど二次被害がないかの確認。
これらを怠らないようにしましょう。
調べたところ、ほとんどのピンサロ店でカードが使え、手数料もほぼかかりません。しかしながら、一部のお店では手数料が掛かるところもございますので、利用の際はご注意くださいませ。
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