春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際…うんぬんかんぬん

昼間の陽気は春近し。しかし、夜の気候は春通し。寒暖差激しい今日この頃。夜の寒気をつんざき降り立った先は錦糸町。

南口を出て正面に丸井。右を向けば飲食街、ピンサロ数件あり。向き直り正面。スカイツリーがお出迎え。

「俺もビンビンだぞ！」

まるで今日の勝ちを予言しているかのように大きくデカイ！

スカイツリーを見ながら直進。今日の目的地は錦糸町ピンサロ。駅右手にあるピンサロ通りではなく、駅から遠い方のピンサロ通り。

信号のタイミングをみて、歩道橋の進路を変える。

この辺りの機微は土地勘のある方にしか分からないだろう。

四つ目街道に沿い、左手からインサート。

順に『越後屋』⇒『キャンパスセブン』⇒『ドリームラッシュ』⇒『怪しげなお店（後に最後までのエステと知る）』⇒『ゴッドタン』その正面に今日の最終目的地である『おねだりマスカット』となるが…あれ？呼び込みがいない。

なぜだ？なぜいない！？この通りにあって呼び込み、もしくは店頭に人が居ないとはなんとも予想外。

店の外壁には料金表、同上には『おねだりマスカット』と記された店看板。お店の場所は間違いない。しかし、営業しているのか？と尋ねられると…不明。正直、分からない。

木製の扉は完全に閉まっている。店に掲げられた看板は、明かりが点いていたがどうか、今は記憶が定かではない。

数秒、本当に数秒ほど外から店頭を凝視していたが、営業している雰囲気がない。そして、この囚人監視のなか開かずの扉を開ける勇気も、私にはない。

呼び込みの目もある。しかし、それ以上に『おねだりマスカット』が健全店という保証がない。

同士の突撃コメントはある。現にそれを見て今日の突撃を決めた。が、失礼ながら、本当に失礼ながらＨＰがあの状況では、全てを信じるわけにはいかない。

そのような状況のなかで、自ら開かずの扉を開けて、虎口に入り込むというのは少々軽率な行為ではなかろうか。

全てはの問題は呼び込みの不在。呼び込みさえいれば、誘われるように近づき、二三言葉を交わし、安全かどうかを探ればいいのだから。

ということで、思い掛けず目的地の前を通りすぎる。

最終の『コブラ』前を会釈で通り過ぎ、各国からなる異国パブを横目にストリートを脱出。

さて…と、この先どうするか？

自宅とは反対方面である錦糸町くんだりまできた。ターゲットは開いているやら閉まっているやら。囚人監視の目が多い。Ｕターンするのも気が引ける。

ならばッ！！

意を決しとった決断は、別店舗。頭に浮かんだのは『越後屋』、もしくは『ドリームラッシュ』

と決まれば後は行動するのみ。右手に曲がり、ピンサロ通り裏手から回り込む。

『キャンパスセブン』 の赤々とした看板が右手にみえたところで右折、直進。そして左手…

オヤヂが仲間になりたそうにこちらを見ている。

気が付けば階下。私は『ドリームラッシュ』という馬車に乗り込んでいた。

次回、錦糸町『ドリームラッシュ』の内部情報が明らかになる！こうご期待ッ！

つづく。