巣鴨に『桜咲』というピンサロがある。
都内最大級の大箱を生かした四畳間ほどもあるプレイブース。和食割烹のような趣のある雰囲気、そしてそれらを生かした和装による接客が特徴のピンクサロンだ。
巣鴨という土地だけあって嬢の年齢は幅開く、公式発表では、下は20代前半から上は30後半まで、実際は5~8をプラスするのが適正値と思われる。
お店の立地に佇まい、在籍嬢や公式HPの作りなどを察するに、「完全な…」とは言えないが、場末、、もとい「昭和サロン」と呼んでもおかしくはない。
【シリーズ場末をゆく】
今日は他店とは一線を画す、巣鴨の地下に眠る和テイストな昭和サロンをお届けいたします。
前回の『セブンスター』に比べて随分置いてきたな…とお思いの方も多いと思われますが、今後さらなる死地へ向かう前の準備運動。高山病対策の高地キャンプのようなものだと思っていただけると助かります。
人妻を抱く!!
この日わたしは、指名!と決めていた。狙いはエースと目される妙齢の婦人。
公式発表では、年齢非公開、人妻系、スレンダー、etc…とあるが、贔屓目に見てもスレンダーとは思いにくい。むしろ腰回りの肉感、薄絹に浮かぶ尻の大きさなど、いかにも中肉中背、人妻らしい体型と言えた。
がしかし、すでにして人妻モード、色眼鏡で観察しているため…
「いいね~この腰回りの肉づき、エロい!」
「胸もありそうだ。少しくたびれた感がなんともそそる!」
と、どの写真を見ても愚息が反応してしまう。
シフトは主に早番、そのため半休の午前に『桜咲』の のれんをくぐった。
石畳の廊下を渡り螺旋階段を下ると、右手に小窓のついた受付、その横に玄関風の入り口。しかしここは実際には出口。入口は勝手口から待合室へと入り、そこから直接店内へと進む形となる。
いうなれば応接間から室内へ通されるソープランド的イメージだろうか。
「今日はどうされますか?」
白シャツに黒のスラックス、長い髪を後ろでひとつに束ねた黒服が問う。
こうして文字に起こせば、オシャレな兄ちゃんをイメージするかもしれないが、見た目は縦に伸ばした長州小力だ。小力の奥にはタバコをくゆらした、トラック運ちゃんのような角刈りのおやぢ。
時がタイムスリップしたかのような光景に心が躍った。
「写真を見て決めたい」と計画通りに指名を試みる。モザイクなしの写真は思った以上にケバく、ニューハーフのようだったが、心を変えず指名した。
「コースはどうしましょうか」 小力が問う。
ここはヘルス時代の名残があるのか、お試し20分から30分、45分、60分と小刻みに分かれている。さらに気になる「VIPコース」なるものまである。
いったい「VIP」とは何を意味するのか? 場所が場所なだけに妙に艶めかしい。
これを明るみにするのも今日のテーマのひとつだ。
料金表を見つめ尋ねる。
「このVIPというのは…??」
小力はわたしの目を見つめ、確認するかのように話し始めた。
「これはですね、、、」
要約すると、店内最奥にある人目につかない場所で、リクライニングシートを使い、男女が横になって密着しながらプレイができる…
いわゆる「特別シート」ということだったのだが、「横になって、人目につかないところで…」という箇所を強調した物言いが気になった。
もしかしたら最後まで言えないだけかもしれない、、ワンチャン アリマス、、と。
(敢えて)含みを持たせる小力の心情 察するに余りある。。悪い癖で勝手な妄想が膨らむ。しかしながら値段も絶妙だ。
60分17000円、、うーむ、ありうる!
だが、今回は遠慮しておこう。もし仮に本当に寝て楽しむだけだったら悲惨だし、そのうえ嬢が予想以上だったら地獄だ。それに確かめる術は他にもある。
嬢に聞けばいいのだから。
通常の30分を選択し、料金を支払い、ひとまず待機室へ案内。
中央のガラステーブルを囲うように塩ビのソファーがずらりと並び、テレビが一台、テーブルの上にはクリスタルの大きな灰皿と擦り切れたエロ本に袋とじが雑に破られた週刊誌。
昔ながらの風景がなんとも香しかった。
「準備が整いました。どうぞ」
小力の誘導で待機室を出る。あがりかまちを超えて、カーペットが敷かれた廊下をゆく。
ゆうに100人は収納できるであろう大広間を、4畳半ほどの区画に割ったブースが10ほど碁盤の目のように並ぶ。廊下の反対側にも6畳間ほどの区画が「はなれ」として並んでいる。
おそらく初めて来るものは感嘆の声を上げるだろう。それぐらい『桜咲』の店内は他と一線を画している。
わたしは店内最奥の4畳間に通された。ブース内も他店とは一線を画す造作だ。
二人掛けのレザーソファー。その前に長机。その先にも同様のソファーベンチがあり、ブース内の左半分は何もない空間が無駄に広がっている。 ちょっとした町工場の応接間といっても過言ではない。
広さも申し分ない。正直なところ、この広大な空間をどのように生かせばいいのか、まったく想像がつかない。
ソファーに腰掛け、不釣り合いな洋楽のBGMに耳を傾ける。いつぞやも書いたが、この雰囲気を生かすには和音が好ましい。琴の音色でも流しておけば静かな空間で情緒あるひとときを味わえるはずなのに…
とそこへ、現れた。
淡いえんじ色の着物を体に巻き付け、腰ひもで止めた簡易ながらも艶やかな和のスタイル。
予想通りスレンダーではない。しかしデブでもない。いい意味で人妻らしい肉付き、腰回りから尻のラインが妙にエロく、そそられた。
「 ○○○です。ご指名ありがとうございます」
嬢は入室すると、ツツと膝を揃え、三つ指をつき落ち着いた挨拶と共に頭を下げた。数秒ほど下げてからゆっくりと頭を上げると、少し疲労感のある微笑。
想定した年齢よりも少し上だと思われたが、脳内を瞬時にして熟女モードに切り替えたことで、違和感なくプレイに入りこめた。激しく加工された写真に比べて、実物がナチュラルだったことも好影響した。
若い女では出せない色気(疲れ)と影のある貞操感、そのうえ安っぽい和装でも人妻クオリティが落ちないのは、ほかならぬ和の店内か、それとも嬢のもつ魅力ゆえか…
嬢は努めて落ち着いた品のある熟女を演じているようだった。
話し言葉はゆっくりで、相手の言葉に合わせ大きく相槌をうち、笑うときは口に手をあて歯を見せぬように微笑む。
しかし年齢は隠せないもので時々おばさんくさい反応もみせるも、お母さんではなく、あくまでも遊女として接してくれたので、こちらも男として興奮を維持できた。
「それでは、、」
嬢は改めて正座をして述べた。その直後、自ら腰ひもを外し、肩からはらりと和装の上衣をはだいた。
少し垂れた瓜のようなおっぱい。乳輪と乳首の色がこれまでの経験を物語っていた。
まじまじと視るわたしの視線を避けるように嬢は顔を下に向けるも、どうぞ…と言わんばかりに両手を垂らし、胸元をおっぴろげて身体を寄せた。
和装の女性が伏し目がちに、恥ずかしそうに垂れた乳を差し出す。しかも見知らぬ男に向かって、半個室の店内で、衣服を乱して…
浮かぶ情景としては、料亭の女将を組みし抱く債権者、、といったところか。店を維持するためには嫌々ながらも男の言いなりになるしかなく、しかし、まんざらでもないような、、
安っぽい深夜ドラマのような情景に息子が奮え立った!
このあと、むちゃくちゃ乳を求めた。
「あぁ~ん」「うぅふぅ~ん」「はぁ…ぁ…」
貪るように乳を求めたあとは、、熟れた唇だ。
乳を吸い終えると、嬢のほうから体を預けてきて、口づけへ。激しさはない。しかし、情感豊かな大人の接吻。舌が適度に絡み、粘り気のある唾液がわたしのさらついた唾液に混じり中和されていく。
嬢はキスをしながら吐息のような言葉を漏らす。演技が少しだけ古臭いが、それもまた良しだ。
嬢は接吻ついでに体をさらに預け、乗り上げるようにしてソファーに上がり、そのままわたしの乳首を湿らせた。
「ん、、あぁっ…ンンん」
女のような声を上げると、服の下に手をいれて生で刺激してくる。ついには服をたくしあげ、左右の乳首を「んふぅ~」「 あフゥ~ん」と色気を交えて舐め続けられた。
女のような声で喘ぐおっさんと、ニューハーフのような声で刺激する熟女。
割烹風の個室が、激安居酒屋の様相になってしまった。
「んぐっんぐっぐっ…」
互いの乳首を求めた合った後、軽い手マンを経て、フェラへと入った。
床に降り、 開いた両ひざにの間で膝立ちになり、膝に手を添え、ノーハンドで、深く奥まで咥え込む。
チンコの先が喉の入り口に達したところで、「んぐっ…」と喉鳴り。そこを境にして、ゆっくりゆっくりと上下。先端に達したときには舌先で鬼頭とカリをレロペロ刺激。そこからチンコの円周ぴったりに口をすぼめてグラインド。
「んぐっぐっんんぐっ…」
わたしはこれでもかと大股を開き、熟女の優しくもしっぽりエロいフェラを俯瞰した。手に添えた両手を上から抑え込み、口と首の動きだけでフェラを強要した。
嬢は熟れた乳をほおりだし、和装のしつらえ乱し、「ん~」とか「アァー」と言いながら男のものを嬉しそうに咥え込む。
基本はゆっくりとした動きだが、時間の経過とともに、少しずつ速度を上げていく。しかし咥える深度は変わらず、餌付くような声だけが早くなっていく。
体感的な気持ちよさに加え、視覚的効果、そこからさらにもう一枚、、フェラを強要するという支配的好奇心も加わり、いつもにはない征服欲が顔を覗かせる。
気づけばフェラの動きに合わせて腰を上下していた…
わたしの果てを察した嬢もさらに動きを速め、互いの呼吸が合致していくその刹那、、、、、イッイクイクイクぞぉおぉ!!!
嬢は喉の奥でそれらを受け止め、そのあとも口を離すことなく一滴残らず絞りとり、2度3度綺麗に上下してから後ろを向いて吐き出し、すぐにわたしの清掃に入った。
衣服の乱れも直さず、丁寧に舐めたところを舌で拭きとり、最後はおしぼりで綺麗に清掃。遊女から母親へと変化した瞬間だったが、それはそれで心を満たしてくれた。
「VIPコースですか、あれはうふふ…」
事後、居ずまいを正し、トークに入る。気持ちよかったや、着物が似合うなどのお褒めの言葉を並べたあとで、肝心のVIPなるものを尋ねてみた。
嬢はまったりした口調で、「あれはですね~、そうだ実際に見てみます?」と後ろを振り向いた。
そこには、今いるブースの半分ほどのサイズに、満喫にあるようなリクライニングが置かれていた。
「あれで寝て楽しむんですけど、別に寝てするならここでも、、ね~」と真横の床を指差し、うふふふ~と笑った。
確かに寝て楽しむだけなら別に通常ブースで十分だ。しかし、人目につかないところで、敢えて寝て楽しむその真意とは…
「寝てプレイするだけですか、だったら確かにここでもいいですよね~なにか他に特典とかあるんですか?特別な何かとか?」
暗に伏せたようで、割と直球な質問を投げかけてみると、嬢は、う~んと小首を傾げて、、
「あっそうです。飲み放題なんですよ~。でも60分だし、実際にはそんなに飲めないですよね~。お客さんも1回試したら『次は普通でいいや』って言うんですぅ~」
ということだった。
次がない、ということはそういうことだ。何も特別なことはない。VIPとはただの特別席。特に変わった何かがあるわけではないことが判明した。
これで後腐れ無し、心も体もスッキリ爽快。最後は名刺を受け取り、共に廊下を渡り、玄関先で見送られてお別れ。
引き戸を開いて出ていく感じが、昔の置屋を彷彿させて懐かしくも淡い記憶が思い起こされた。
螺旋階段を上り、革靴の音を石畳に反射させて進む。のれんをくぐると、肌に刺さる初冬の空気。その足で巣鴨南口へと回り、昭和の遺物を写真に収めて、次の遠征先へと想いを馳せた。
巣鴨に眠る雄大な和空間、そこは色鮮やかな和装の遊女が出迎えてくれる『桜咲』という名の昭和サロン。和の趣に酔いしれ、落ち着いた広々とした空間で、艶ある遊びを楽しみたいときにオススメだろう。
☆店舗情報☆
巣鴨『桜咲』 HP:http://www.new-charaku.com/