こんばんわ。バカイチです。
二本立て更新の今日。後半の今回は、ピンサロとはきってもきれない話‐性病‐についての【同士寄稿】です。
先日行ったアンケートの反響をみても分かるように‐性病‐これは同士諸兄はじめ読者皆々さまが、ピンサロで遊ぶ際、常に気にしている問題でしょう。というよりも、今では「気にしている」という間接的な表現でいいのでしょうか。
先日行ったアンケートでは成人男性の約4割が「性病経験アリ」とのデータが公開されました。
アリ。と答えた全ての方が、ピンサロを直接の原因としている訳ではないでしょうが、その数約4割。この衝撃の事実に恐れおののいた方も多いのではないでしょうか。
この数字をみて同士である「地蔵くん」さんは、こう言いました。
「明日は我が身」
もはや性病は他人事ではありません。約4割。この数字はもはや「対岸の火事」と言える状況ではありません。まさに「明日は我が身」なのです。
しかし、だからといってピンサロ遊びを止めることが出来るでしょうか?これだけ我々の生活に密接し、ただ性欲の処理という以上に深い関係を持つに至ったピンサロを、性病の危険があるからと言って、捨てることができるでしょうか。
恐らく出来ないでしょう。とてもじゃありませんが、今ピンサロを止めることは考えられません。
しかし、しかぁ~し、目を背けることのできない、そこにある危機。もう他人事では片付けられないぐらい我々のスグ近くまで迫っている性病…。
私は昔、言いました。
「覚悟を決める!」「覚悟を持って遊ぶ!」
…と。今もこの気持ちに変わりはありません。が、本音を言うと、少し不安です。不安ですが、こればっかりはどうすることもできません。
この性病問題に関して、我々に出来ることは一つ。注意すること。これのみです。
性病の危険性を常に意識し、防止・予防策を立て、そして定期的に感染を調べる。そして、万一感染を疑わざる事象に出くわした時は、決められた指定機関に行き、確実に体内から菌が殺されるまで利用を控える。
これしか出来ません。難しいものです。遊びに行かないのが一番。そんなことは分かっています。しかし、それが出来ないからこそ、葛藤し頭を悩ませる。しかし、どれだけ葛藤しても、どれだけ頭を悩ませても解決策はありません。
「明日は我が身」だからこそ「覚悟を決めて遊ぶ」
これしかないでしょう。性病については基本、後手。“なったらなった”で治療する。基本、事後策しか手がありません。
ですが、だからと言って何もしないという訳にも行きません。
私は以前よりご縁あって知り合いました「とある同士」に性病についてのコラムをお願いしていました。その方は某クリニックで性病などのカウンセリングをなされています、いわゆる専門家です。
今回遂にこの専門家の方が忙しい時間の合間を縫って性病に関するコラムを執筆してくれました。専門家ならではの知識、対策、治療法。その他、性病に関する事例など…タメになることばかりです。
性病への対策は事後対策になりますが、まずその前段階として性病の危険性や種類、治療法など、性病への知識を身に付け、何かしらの対策に役立てていただければと思います。
できれば避けたい話題でもあります。業界的にはブームの今、その暗部の部分を明るみにしてくれるな…という意見もあるでしょう。がしかし、楽しく安全なピンサロライフを過ごすためにも、暗部を明るみにし、性病について性格な知識を持つというのは大事なことだと思います。
このコラムは不定期で数回に渡り続く予定です。心からピンサロを楽しむために、目を背けることなくお読みいただければ…と思います。
それではお聞き下さい。
「【同士寄稿】専門家による性病への警笛‐その壱‐」
ですッ!
どうも、めがねいぬです。
自由診療のクリニックで、カウンセラーをしています。Yahoo知恵袋でも、回答しています。性感染症の相談も多く、ご縁がありバカイチ様よりご依頼されました。何かのお役に立てればと思います。
性感染症の中で最も多いのが尿道炎です。大きく分けるとクラミジア性尿道炎・淋菌性尿道炎・雑菌性尿道炎に分かれます。
ただ、このうちクラミジアと淋菌は性交渉などで感染し、自然発生する事はありませんが、雑菌性尿道炎は常在菌が原因で起きる事も有ります。
よくあるのは、通常は肛門などにいる大腸菌が何かのはずみで尿道に入り炎症を起す事です。それ以外でも、普段は身体にいるけれど悪さをしない雑菌が体調不良などにより増殖し悪さをする場合があります。
この場合、元々悪さをする程の強さはありませんので自然治癒してしまう事もあります。それでも、中には膀胱や腎臓まで影響する事がありますので、早期に抗生剤による治療を心掛けた方が良いです。
クラミジアは、自覚症状が少ない事も有り症例数としては一番多いかもしれません。尿道内で繁殖し、炎症を起しますので痒みや痛みと言った症状と排膿が見られますが、多くの場合では非常に軽く無症状な場合も少なくありません。
尿道や膣内、喉頭で繁殖し感染しますのでオーラルセックスのみでも感染が広がります。特に咽頭では、自覚症状が殆んどないので無自覚の場合が殆どです。咽頭のクラミジアは、殆んど検査しないと分からないと思った方が良いでしょう。
淋菌は、昔からよくあり性病での尿道炎は殆んど淋菌による自覚症状になります。痛みや痒み、排膿、排尿時の灼熱感、尿道の腫れなどがよく言われます。あまり喉頭では繁殖しない為、コンドームなしの性交渉での感染が多いようです。
最近では、抗生剤への耐性を持ったタイプが出てきたり、自覚症状が非常に軽くクラミジアと区別出来ないタイプが多くなってきたりしている様です。
治療は、抗生剤の内服となります。耐性菌が出てこない様に1週間分を飲みきる様に指導する事が殆どです。
クラミジアには、1回服用で1週間服用と同じ効果の抗生剤も有りますが、淋菌には効果が期待できないので使用法に注意が必要です。
ピンサロでは、クラミジアが一番可能性が高いと思われます。とは言え、炎症や傷、虫歯、口内炎などから他の感染症が感染する可能性が無い訳ではありません。
機会があれば、他の感染症についてもお知らせ出来ればと思います。
‐了‐