HP割にイベント割、学割、名刺に団体、メルマガ、お店によっては地元割や沿線割など住む場所によって割引してくれるお店もあります。
このように風俗業界には実に様々な割引があります。
他店との競争に勝ち抜くため、割引により差別化を図り、割引することでお得感を出し、割引によって顧客の囲い込みを図る。
それは業界だけでなく、いまでは世間一般全ての業種で行われている営業戦略です。
ポイントカードを作り、買い物のたびに得点を与え、利用頻度によりプレゼントを渡し、他店や他サイトへ流れぬよう様々な手段で顧客を囲い込んでいく。
そんななかで近年目立つのが「スマホ」を使った囲い込み。
アプリで、電子マネーで、そして、LINEで。
お手持ちのスマホが会員カードになり、スマホを使用することで割引の対象になり、ポイントも貯まる。下手をすれはスマホで料金も支払えます。
しかしながら、個人使用のLINEを登録するのは不安がありますよね。
個人情報の流出があるかもしれませんし、使用時に情報が抜き取られるかもしれない。セキュリティーの問題もあります。
仮に登録したとしてもスマホをかざす必要があるかもしれないし、画面提示が必要かもしれない、そのときにサムネイルをチェックされて、登録情報がバレるかもしれません。
メルマガ割なら捨てアドで対応できますが、LINEはひとりにひとつ(スマホ一台にひとつ)。できることなら風俗店には知られたくないし、特に利用するお店には絶対にバレたくない。
当然の心理と言えるでしょう。
しかし、人間とは裏読みする生き物です。皆が登録したがらないからこそ、表には出ない凄い割引が配信されているかもしれない。もしかしたらメルマガ割より割引額が大きいかもしれない。
もしかしたら損をしているかもしれない。
これも利用者心理ですよね。
そこで、「LINE割」に登録してみました。
LINE会員を募集しているピンサロ店を調べ全店舗に登録してみました。
記事制作時で登録から2週間ほど経ちますが、どのような割引や限定情報が配信されたのか、この場を借りて発表してみたいと思います。
LINE割の現実
まず結論からお話し致します。長い前フリの後で、こんなことを言ってしまうのもあれなのですが…
現時点でLINE割はお得ではありません。
理由は二つ。対応しているお店が少ないこと。そして、対応しているお店の約半分もLINEを配信していないこと。
つまり、「単純に機能していない」ということです。
今回私が登録したピンサロ店は全部で12店舗(求人対応は除く)、内訳は東京4、千葉2、神奈川3、埼玉3。そして、登録から2週間経ってLINE割が配信された店舗は4店のみ。
正確に伝えると2件のみで、それも配信(送る)という形ではありません。
個人情報を知られる覚悟で登録したものの、肝心の割引が配信されない。そもそも割引どころか何かしらの情報も届かない。
正直がっかりです。
知られたくない相手の懐に飛び込んだのに、そのリターンが全くなかった。表にはでない大幅割引を期待していましたのに、それがなにもなかったのですから。
がっかりという言葉以上に、少し呆れました。
しかし、これが現実です。思い描いていた記事の展望もイチから練り直しになりました。
数少ないLINE割の内容
しかしながら、機能していないとはいえ、少なからず割引を配信しているお店もあります。そこで、どのような割引が配信されたのかをまとめてみました。
☆池袋『トロピカーナ』
⇒ほぼ毎日同内容のLINE割を実施。週末はメンバーズカードのみ対応との告知もあり
☆新宿『アルファ』
⇒毎日同内容の割引とともに女の子画像やオススメ情報も添えて配信
☆立川『キャンディーガール』
⇒不定期にイベント告知を配信
☆川崎『ブルギャル』
⇒LINE割イベント実施時に告知を配信。かつては女の子情報などを豆に配信していたのですが…
以上です。上記で正確には2件と述べた理由は、『トロピカーナ』と『アルファ』だけが毎日配信しているからです。
『キャンディーガール』は不定期にイベント告知がなされ、『ブルギャル』はHPにも告知があるLINEイベント開催時に一度タイムラインにて告知されました。
※登録から2週間の情報のみ
LINE割の配信方法と利用の手段
情報の配信に関しては、全店舗「タイムライン」にて行われています。ふいに「ピンポーン!」と風俗店からLINEが届くことはありません。彼女の前で開く訳にもいきませんし、見ないと見ないで怪しいですしね。
その辺は風俗店だけにしっかり配慮してくれるのは嬉しいところですが、いかんせんチェックしても毎回同じ内容。これではチェックのし甲斐がありません。せめて、女の子情報や嬢画像でも載せてくれたら見る楽しみもあると思うのですが。
確かに『トロピカーナ』に関しては、表だっての割引がありません。イベントでの割引もなければメルマガすらなし。あるのはメンバーズカード(名刺割)だけですから、たとえ1000円とはいえ、ありがたいと言えばありがたいのところですが…
なお利用は「タイムラインの画像」を見せることで適用されました。
実際に『トロピカーナ』にて、画面提示で割引されることを確認済みです。IDを聞かれることも、サムネイルの画像を見せる必要もなく、あっさり「LINE割」と認識してくれたので、情報が知られる心配はなさそうです。
※記事紹介後、某店舗よりLINEが届きました。時々「ピンポーン!」と通知される場合もあるようです。
まとめ
記事制作にあたり、登録した店舗のタイムラインを毎日数回確認しました。登録から2週間、上記で述べた内容以外なにもありません。お店からメッセージが届くこともなく、スタンプが送られてくることもありませんでした。
数少ない情報は、タイムラインを調べることで入手できます。「ピンポーン!」と通知される不安はないので、その点は安心ですが、お得な情報は皆無です。
調べても女の子情報すら何もでてきません。
結果、LINEという領域に勇気を持って踏み込んでみても、見返りが全然ない。
これでは正直流行りません。
いくら時代が進化し、お手持ちのスマホが会員カードの替わりになっても、猜疑心と警戒心の強い風俗業界、割引や会員得点についてはまたまだアナログが強いようです。
どこかの大手が旗降り役にでもならない限り「LINE割」の浸透は難しいかもしれません。
ですが、これから先、間違いなくLINEを使った割引は増加してくると予想されます。業種柄いまでこそこのような状況ですが、スマホが会員カードになる時代です。いまやデリヘルも電話番号を通知せねば利用できない時代です。
個人情報を知られたくないから登録しない。これではどんどん損をすることになるかもしれません。
いまはまだ得をすることもなく、損をすることもありませんが、近い将来必ずLINE割が増加してくるはずです。そうなったときに個人情報を気にせず相手の懐に飛び込んでいけるか、それが出来るかどうかでピンサロの活動費が大きく左右されることになるでしょう。
今回の結果は非常に残念なものでした。しかし、LINEを登録しても店側からメッセージが届くことはなく、また利用にあたり個人情報を知らせる必要がないことだけは確認できました。
今後来るべき時代に備えての参考になればと思います。