緊急事態宣言が解除され、コロナ特需と表現された大型割引が影を潜め、時短営業を強いられていたピンサロ店も、6月下旬には(表向きは)ほぼ通常営業に戻りました。
新型コロナウイルスの感染者も、若干の増減はありながらも一応は収束の体を見せ、政府は「withコロナ」と題し、感染対策と経済との両立を掲げ新様式の生活スタイルの導入、さらには観光キャンペーンであるGOTOトラベルの予定を早めて打ちだしました。
梅雨がくればウイルスは飛散しない。
夏になれば紫外線でコロナの力も弱まる。
そもそも若者には関係ない!!
といった噂や情報が後を押したのか、宣言解除後、夜の経済は回復傾向へと進みました、、、と思ったのも束の間。
ただいま感染者激増中の確変状態。しかも、夜の街関連のクラスターが口やかましく報じられています。
主にホストクラブやキャバクラ、ガールズバーといった接待が伴う社交飲食店が諸悪の根源と目の敵にされていますが、同じ許認可であるピンサロに影響がないわけがありません。
そして、それは最悪の形で降りかかってきました。
「コロナ感染防止」という名の「風営法に基づく立ち入り検査」として…
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査察の目的が、摘発を対象としたガサ入れではないとしても、本来あってはならないことが行われている現場を目の当たりにしてしまっては、いくら相手が保健所だったとしても言い逃れは難しいでしょう。
ましてや保健所職員が単体で回ることはないでしょうから、おそらく地域の生活保安課が主導になって対応するはずです。実際、記事にも「警視庁」主導とあります。
キャバクラやガールズバーであれば、「密ですッ!!」で済む注意が、ことピンサロになると、「 密で、、すッ!??」になってしまいますから。
幸か不幸か、五輪が延期になり生きながらえたピンクサロン。しかし生きながらえたことによって、まさかの強制検査に発展しようとは、誰が予想したでしょうか。
宣言後より移転の動きも活発になりつつあります。この夜の街騒動により、ピンサロ店への締め付けは加速していくのでしょうか。
首都圏ピンサロ動静 急転直下の2020・7月
▼巣鴨『白い恋人』グランドオープン
▼高円寺『BUZZ397(2020年7月31日時点HP準備中)』
⇒8月7日(金)高円寺北口にグランドオープン(赤羽ギャラクシー系列とのこと)
▼立川『めちゃいけ』
⇒キャンギャルの移転
▼吉祥寺『キャンディキャンディ』
⇒数年越しにリニューアル
とある情報筋の話では、延期となった五輪を見据えてもこの立ち入り検査はチャンス。この機会に一度破綻になった一斉捜査に踏み切るべきだ、、との意見もあると言います。
いったいピンサロ業界はどのようになってしまうのか、コロナの感染も拡大するなか、いまだ光は見えません。