さて、突然ですが、、問題です。
ここはどごでしょう。

片や飲み屋がひしめく誘惑漂う歓楽街。片やひっそりとした路地裏の佇まい。
対照的なふたつの景色ですが、実はこれ同じ街のほぼ正反対のところから撮影した景色なんです。もっと言えば、通り一本を挟んだ表通りと裏通り。
歓楽街の賑わい見せる表通りに対し、地方の寂れた郊外を思わせる裏通り。
よく表裏一体とは言いますが、通り一本挟んだだけでこれほど色合いの違いをみせる街も珍しのではないでしょうか。
しかも面白いのが、この裏通り、、実は駅前なんです。もちろん出口の場所が悪いというのもありますが、駅前が裏通りなんて、ちょっと侘しすぎるというか。
でもそこを少し、ほんの少しだけ歩くと、陽の世界が広がる歓楽街へ。
さて、この陰陽が表裏一体の街はどこか?
もうお気づきの方も多いでしょう。そうです、ご存知、いま住みたい穴場No1 都会と下町の狭間、昭和と平成が混在するネオ下町…
北千住です!
狭い路地にひしめき合ういい感じの飲食店。赤提灯から腕に寄りをかけた和食割烹、ひとりでもデートにも使えるビストロにバル。仲間内で楽しめる趣味の店に、女を口説くのにもってこいの雰囲気良しのbar。
夜も元気です。キャバクラ、クラブにガールズバー。そして我らがピンクサロン。
外から中が見通せるお洒落なオープンスタイルのお店とお店の隙間に、明らかにそこだけ異質な外観。中へ入ると異世界へと転送されてしまうかのような、思わず足を止めて覗き見てしまう独特の居住まい。
それでいて長屋街と調和しているのは、それが「場末」と呼ばれるそれだからか。
もうお判りでしょう。今日は場末サロンのお話です。
これから数日かけて(不定期連載)新企画【シリーズ場末をゆく】を紹介していきたいと思います。
都内各地に現存する、いわゆる「場末サロン」と呼ばれるピンサロ店に突撃し、そこで繰り広げられる融通無碍な人間模様を通じ、場末サロンの魅力を再発見しては、その存在意義を改めて世に問う…
ずばり!場末再興の のろし を上げる新企画。
来年には元号が変わり、平成の終わりが近づく昨今。IT革命だ、無人運転だ、宇宙旅行だと新時代を迎えるこの現世において、場末と呼ばれぞんざいな扱いを受ける昭和の遺物。
安い、汚い、臭い
デブ、ブス、ババア
忌み嫌れ続ける場末のピンサロたち。しかし、果たして本当にそうなのか。本当に場末サロンは安かろう悪かろうなのか。仮にもしそうならば、なぜこの厳しい冬の時代に何十年も営業を続けることができるのか。
もしかしたら、我々は勘違いしてはいないだろうか。場末サロンなる存在を、場末といわれる意味をはき違えてはいないだろうか。伝え聞く話だけでマイナスイメージを抱いてはいないだろうか。
学園サロン全盛の時代だからこそ、もう一度向き合ってみよう。
昭和の文化を知り、直に触れ合い乳繰り合って、良し悪しすべてを掘り起こし、みなさまに、特に若い世代に向けて、場末の魅力を伝えていきたい。それが、【シリーズ場末をゆく】最大の目的です。
無論、【シリーズ】というぐらいですから、定期的に各地に現存する大なり小なりの場末に突撃し、その街の歴史と街に根付いたピンサロ文化も広く深く探っていこうと思っています。
旅の途中で心が折れなければ…のお話ですが。
ということで、今回は【シリーズ場末をゆく】記念すべき第一回として、北千住にある場末ピンサロに突撃してきました。
結論から述べますが、、いやぁ~ピンサロってほんといいもんですね。日ごろ場末場末って見下してますが、もう全然そんなことない。
こんなにも「あったかい」風俗って他にあるんだろうか。これぞ古き良き時代。戦後から形を変えて発展した昭和のベスト オブ 風俗。
場末には場末なりの優しさと温もり、さらには独特のエロスに下町人情。いまの学祭サロンにはない人と人のつながり、つまり、在りし日の日本の心が息づいています。
もしかしたら「場末サロン」という表現が、この手のピンサロをダメにしているのではないか。「人情サロン」と呼ぶべきではないか。。。
たった1店舗利用しただけで、いまそんな気持ちでいっぱいです。
それでは【シリーズ場末をゆく】記念すべき第一回目のレポをお楽しみください。
つづく。
to be contenued
※【場末をゆく】では場末開拓使を募集しております。各地の場末を調査、潜入し、レポートをまとめていただける団員を広く浅く求めます。学園サロンだけがピンサロに非ず。場末に魅力を知ってこそのピンクサロン。我々と共に行動いただける方は、以下のフォームより調査希望の地域と店名、そして場末調査に賭ける熱意を添えてご連絡ください。相談の上、調査費用を店舗料金を考慮して半分から最大8割ほど負担させていただきます。
□場末に賭ける熱い男をおまちしております