前半はコチラ。
つづき。
席に案内されると、直ぐにドリンクを尋ねられた。
(遂に来たかッ!強制ドリンクの時間だッ!)
と身構えつつも、断る算段は出来ている。私は客引き男に目を遣り…
「申し訳ありませんが、いりません…」
と強い口調で伝えようとしたら…
「え~と。コーラー、オレンジ…あとはお茶かな。何にしますか?あっ無料ですよ」
と意外な言葉が…。
(あれっ!?)とたじろぐ私を見て…
「何にしますか?」
と急かす客引き男。私は咄嗟に…
「お茶ください」
と答えた。
まさか、まさかの無料ドリンク。
「今回ばかりは支払わないぞ!」という強い気持ちと、事前のシミレーションは、まったく無駄になってしまったが、無料は無料。これはこれでOK。というよりも、あくまでも噂であるが、コンセプトにシステム、また公式OHPの作りからして系列臭をひた隠しにしている。
それらを考えると、恐らく強制ドリンクもないであろうと予想していたので、意外といえば意外であるが、さほど驚きはしなかった。
その四-嬢とプレイ-
お茶が運ばれてきた。
「女の子到着まで、これ飲んでしばらくお待ち下さい」
と言われたが、ものの数秒で嬢は到着した。
「こんばんわぁ~♪」
フラッシュ光が嬢を照らす。ド派手な金髪。はちきれんばかりの制服。むっちりした脹脛…。
間違いない!受付で一瞬だけ垣間見えたアノ嬢だった。
挨拶を済ませた彼女は、おもむろに私の横に座る。席はこの時点でもうパンパン。いくら横に詰めても後1人も座れそうになかった。
「はじめてきたのぉ~??」
柳原加奈子のような声だった。
「新しいお店でしょ。もちろん、はじめてですよ」
私は答えた。すると嬢は…
「なんで来たの?たまたま?どうやって知ったの??」
と驚いたように尋ねてきたので、私は正直に…
「お店のホームページ見てきたよ。出勤表が更新されてたからもう営業しているのかな…と思って」
と答えた。すると彼女は…
「エッ!?ホームページもう出来てるの??いつ?知らなかったぁ~」
と驚いていた。が、正直驚きたいのはコチラだ。なぜ店の女の子がHP完成の事実を知らないのだ。そもそもアナタ!当初は顔出し(今はモザイクあり)で、ばっちりポーズを決めてたじゃないか…。
そんな事を思いながら、しばしトークを続けた。内容はたわいのないことだった。
出身は?どこで遊ぶ?ピンサロでよく遊ぶのか?年齢は?大塚の他の店には行くのか?実は今20歳である…などなど。
見た目はポニョであるが、顔はやせたら可愛くなるであろう可愛さで、何よりも底抜けに明るく?(ただテンションが高いだけかも)元気な子だった。
互いに打ち解けた?ところで、いざプレイに入る。
ここで彼女が…
「脱がなくてもいい?」
と聞いてきた。私は…
「いいよ」
とだけ言った。すると彼女は…
「本当にイイの?」
と再度確認してきたので…
「別にいいよ。僕は下だけ脱げばいいね」
と言って、ズボン。そして、パンツを脱いだ。
(本来であれば、脱がなくてもいい?という問いに対する答えは「ノー」だ。だが、この日に限っては「イエス」。その理由は、特別ここで語らなくてもいいだろう…)
半裸になり、嬢に尋ねる。
「どのようにするのか?」と…。
嬢は悩みもせず答えた。
「間に入らせて。だから片足だけでいいから完全に脱いでッ」
なるほど、そうきたか。盲点であった。
簡単に解説しよう。
私は着席しつつ足を大きく広げる。その足の間に嬢が入り込み、床に膝を立ててフェラをするという…いうなれば「正面膝立ち座位スタイル」だ。
これなら席が狭くとも問題ない。なぜなら席には男のみが座り、嬢は座席下-床-に座る。つまり、席の広さは1名分だけスペースがあればいいのだから。
この体勢を想像できるだろうか?
ぶっちゃけると、この体勢は全然面白くない。なぜならば、男側は何もできないからだ。
考えてもみて欲しい。嬢の半身は座席下にあるからして、当然手マンができない。また、かろうじて乳には手が届くが、フェラの邪魔になるので、とても触りにくい。
要は手持ち無沙汰。男側の両手は完全に空に浮き、ただフェラをされているだけ。言い換えれば、ただ射精を待つ状態にあるだけ。
例えるなら、「まな板の上の鯉」。この「正面膝立ち座位スタイル」は、ただ調理されるのを待つのみなのだ。
事実、私はその状態であった。至って単調で特にテクもない極々普通の上下運動を受けるのみで、両手は空に浮き、たま~に嬢の脇から乳を触るのだが、いかんせん制服を着ている…(生乳でもそう代わらないと思うが…)
これといって興奮する要素、刺激がないのだ。
ここで遭えて伝えておくが…
嬢は決して手抜きではない。フェラをしながらも、気持ちいいか?痛くないか?と常に気を掛け、テクこそないものの一生懸命、尽くしてくれる。汗もかいていた。一心腐乱に頭を上下に動かし、何とか射精させようとしていた。くどいようだが、汗はタップリかいていた。
一生懸命。これは間違いなく確かだった。
ただ、いかんともしがたく…テクがなかった。そして、申し訳ないが、タイプではなかった…。
とはいえ、嬢の一生懸命さに応えるためには、射精するしかない。私は何とか射精に至ろうと色々と試みた。
フェラの邪魔にはなるが、服の上から乳を揉んだ。怒られる危険性もあったが、嬢の頭を抑えて、少々奥まで咥えさせた。しかし、直接的な刺激ではどうにもならない。
私は、精神面から果てることを求めた。
目を瞑り、大好きな佐々木希を想像した…が、いかんせん佐々木希とはかけ離れすぎている。というよりも、佐々木希を想像すればするほど、不思議なことになぜか?柳原加奈子が想像された。
(このままでは逝けそうにもない…)
そう思った私は、「手コキでいいよ」と伝え、私の性感帯を教えて、嬢の手の上に私の手を添えて、間接的に自らがオナニーをするような方法で…
何とか射精した。
いくら20分。いくら好みのタイプではない。いくら人柱とはいえ、支払うべきものは支払っている。正直、逝けてよかった。
射精して脱力した私をみて、嬢はホッとしたのか…
「良かった」
と言った。
その瞬間、彼女も彼女なりに、この仕事に対する責任感を持っているんだな…と思うと少し切なくなった。
後処理をこなし、しばし談笑する。
程なくして終了5分前のフラワーコールが聞こえてきたかと思ったら、このすぐ後に…
「終了になります」
とメガネ男がブースの壁をノックしてきた。
(あれ!?5分あるのでは?)と思ったものの、別れが惜しい訳でもない。が、嬢のおしゃべりが続いていたので、それを聞いていた。
すると、これまた1分ほどで…
「終了ですからッ!」
と次は顔を見合わせて伝えてきた。
(何をそんなに急いでいるのだ。まさか他に客がいるのか?というよりも、コール後5分も経ってないだろう…)
とも思ったが、全く別れが惜しい訳ではない。瞬時に席を立ち、嬢に見送られ、店を後にした。
その伍-総括-
店内があまりにも暗いため、室外にでると、目が眩むような感覚を覚える。階段を降り、外界に出る。正面に客引き男。軽く会釈して、大塚を後にした。
帰路、思ったことは、この『大塚コスプレ学園』まだプレオープンという段階なのだろう。
公式OHPに載る女性の内、悲しいかな綺麗処と思われる嬢は在籍しておらず、また、出勤表に載っている嬢ですら、その殆んどがダミーという状況。
実際、来店しても受付で指名はおろか、写真確認すら出来ない現状では、同士含め読者の方々にも簡単にお勧めできる状況にない!と言わざるを得ない。
グループの将来を担い、従来のコンセプトから現在主流である「学園系ヤングサロン」を目指す…。
この志は立派であるが、学園系ヤングサロンで収益を狙うなら、まず第一に嬢のレベルありき。これさえクリアしていれば、店内環境や料金・システムなどは、後で何とでもなるもの…
偉そうなことを承知で言うが、まず不存在の嬢を削除し、存在している嬢のレベルの向上を図る。それでいて、席の狭さは仕方のない状況なれど、それでも楽しめるようプレイ内容を工夫し、嬢を教育する。
これが出来なければ、学園系ヤングサロンとしては、生き残っていくのは少々厳しいだろう。
今はまだプレオープンの状況。今後、新たに嬢を増やし、HPも綺麗に整理され、出勤表どおりの営業が確立されてこその「グランドオープン」であり、そのときこそ、我々が『コスプレ学園』でお世話になるときではないだろうか…。
ということで…
「新店!大塚ピンサロ『コスプレ学園』神速体験報告」
を-了-とさせていただく。
それでは今日はこの辺で…。