前半はコチラ。
つづき。
~シーン②-2回転目~
終了のコールと同時に黒と赤が準備室へ戻る。大きな笑い声が聞こえる。
(何を話しているのだろう…。私のことだろうか…)
と、そこへ案内のマイクアナウンス。
各シートの対戦相手とアナウンスによる回転数は以下の通り。
①番シート⇒同士vs赤(3回転目)
③番シート⇒同士vs白(3回転目)
⑤番シート⇒ 私vs黒(2回転目)
各席一斉にシャッフル。私の前には黒ワンピに身を包んだマシュマロ女子が登場。近くでみると相当デカイ。年も私より上だろうか…。頭髪に少し薄いところが目立った。
射精の有無を尋ねられ(嬢との意見交換で知っているはずだが…)、「うん。良しッ!」と一呼吸おいて早速プレイに入ろうとするも、あまりのビジュアルに私の心が動揺している。
そこで…
「ちょっちょ、タンマ。落ち着いて、まず落ち着いて。ここは一先ず落ち着いて…」
と肉厚的なアタックを身を挺して止める私。
(回転数と同数の射精が至上ッォォォオ!!!)
頭の中で格言がこだまする…が、そうも言ってられない状況である。既に射精をした。もちろん2発目のヤル気もある。しかしながら、今回ばかりは相手が悪い。
見たところ嬢は3人しかいない。であれば、次は白が来る。遠目に見る白は、金髪ながらも普通の体型。少々不安はあるが、恐らくここまで…ではないはずだ。ならば3回転3発は諦めて、中休み、インタバールを経て次に賭けてみよう!
瞬時に計画を立て、その計画を成功へと導くため黒ワンピに「トークをしよう」と懇願する。しかし、なぜだろう。黒はヤル気。とてつもなくヤル気で逆に説教をされた。
ここはそういうところ。駄目。しよう。ねっ。と強引に押し切られて、もはや土俵を割りそうになるが、でも諦めない。私は折衷案を提案し、それが受け入れられて愛撫タイムとなった。
うーむ。マシュマロ女子。年はとっても女。柔らかかった。
揉みながらトークを交える。このトークがとても軽妙で、思わず声を出して笑ってしまった。ただし、トーク内容は身バレを防ぐため割愛させていただく。
この時、新たな同士が登場し、⑥番シートに通された。
そうして、そろそろ2回転目も終わりに近づくその頃に、後方から不思議な断末魔が聞こえてきた。
「③番トリプル駄目でーーーーす」
「了解」
そう叫び白が待機場へ逃走。直後に③番の同士が退室。そして三度のマイクアナウンス。このアナウンスを受けて①番の同士も退室、退店していった。
残るは私と新たに登場した同士の二名。それに対して嬢は3名。私のもとに来る嬢はもう分かっている。新たな同士のもとへ先駆けるのは…果たして赤か?黒か?
~シーン③-3回転目~
黒との中休みを経て、休養は万全。年は取ったがあと一発ぐらいなら…なんとかなるだろう。とここで、四度マイクアナウンスが鳴り響き、私の下には白が。⑥番シートには赤が向かった。
今回の相関関係は以下の通り。
⑤番シート⇒ 私vs白(3回転目)
⑥番シート⇒同士vs赤(1回転目)
さて、今回の対戦相手である白。名前の由来は白いYシャツを着ていたから。入店時に遠目に確認したとはいえ、近くで見るのは今回が初めて。
派手な金髪。色白の肌。体型は普通。であれば、髪色からも比較的若い嬢を想像するのは自然なところ…。だが、実際目の前に現れた女性は、派手な外見とはうらはらに…顔はシワシワ!?見るからに30代?いや40代?それ以上??
ただそれよりも私を驚かしたものは、彼女の話し方。
「ひゃぁ~やりますねェィひぃ」「まだぃけひゃぁすか?」「どこにしゅんでますひゃぁ?」
歯の隙間から息が漏れているのか?それとも歯がないのか?初老。老婆の話し方。しかしながら、Yシャツを脱ぎ捨て、勢いよくパンツを脱ぐその裸体をみるに、乳の張りもよく、肌もそこそこ綺麗。だが触ると少しざらざらしている。
彼女はいったいいくつなのか?果たして何歳なのか?
年齢不詳。40代とも50代とも60代とも…いやそんなことよりも、少ながらず安牌だと思っていた白が相当のツワモノであったこと…。このことに私は少なからず狼狽した。
心を落ち着けようとする私をよそに、白は既に全裸。手にはお絞り。
「ひたかったらひってくだしゃいねぇ~」
う~ん、ヤル気満々。それに対して今なお狼狽中の私。次はやるぞ!と覚悟を決めて臨んだ一戦にもかかわらず、今回も「ちょっちょ、タンマ」と中断の声をあげた。
が、聞こえないのか?白はまったく止まらない。
「ちょっちょ、ちょっとまっ待って…」
さらに狼狽する私。でも白は止まらない。
「ちょっちょ、聞こえてますか?ちょっ…」
と言ってるうちに愚息は白の口内へ。で、そこから加速度的に動きを早めていくのだが、ここで衝撃の出来事が!!
「これからひぃごと?」
なんと急に話しかけて来たのだ。フェラの最中。しかも今から本格化するという最中に、急にフェラを中断してトークタイム。いや、さっきはシカトしたじゃないか?なぜ?なぜ今このタイミングで…?
私は沈黙した。すると、白はフェラを再開した。が、すぐにまた…
「ひょとさむい?」
とトーク。で、またフェラ再開。
この一連のストップ&ゴーは、その後数回繰り返された。会話がなくなったのは、恐らく私の愚息が大きくなってきたからだろう。
悲しいものだ。相手がどうあれ、年齢がどうあれ、直接的な刺激が加わればしっかり反応してしまうのですから…。
フェラは単調なカリ先フェラ。たまに奥までのグラインド。このグラインド時に歯が当たって痛いのなんの…。歯があることは確認はできたけど…。
と言いつつも何だかんだで2回転目の休憩が功を奏して無事?射精。すると…
「⑤番シート、トリプルひゃへい、ふぇいこうひましたー」
と、大声でアピール。それを聞いて受付。
「○○さん。トリプル射精の“初成功”おめでとうございます」
(ファ!?はぢめて…)
こうして久々の末端サロン体験は幕を閉じた。
内容はどうあれ、結果をみれば3戦2勝1不戦敗。2000円で二射精という事実。これだけ見れば勝利といえるだろう。が、内容を問うとなれば、はてどうであろうか…。
ただ敢えていうならば、私はこの手のサロンに関しては、内容を問うてはならないと思う。
というのも、ただただ安いのだ。価格にして2000円。しかも三回転。限りなく安く、それでいて多くの射精を求めた。そして、お店はその求めに応えた。
求めたものは内容ではなく結果。つまり料金と現実的な射精。であれば、サービスさえ受けることができれば、その目的は達せられたと見るべきだろう。
いくら安くともその中でレベルの向上に努めるべき!恐らくそういう意見もあるだろう。が、ここまで価格を抑えるともはや設備投資もできやしない。店側としては最低限のサービスを維持するのみだろう。
今回、結果として不発もあれど2発射精している。料金も2000円。私はこれで十分だろうと思う。なぜなら、中身よりも結果を求めたのだから。内容は初めから問題としていないのだから。
2000円で遊べる末端サロン。利用希望者は少ないだろう。しかし、なくてはならないお店である。内容を問わずただ抜きたいとき。お金をかけずに射精をしたいとき。寧ろ、肉体的欲求が強い方にはコスパ的に最強だろう。また、収入が少なくここしかいけないという方もいるだろう。
末端サロン。どれだけ業界が進化しようが、なくしてはならない必要不可欠なお店-重要文化財である。と私は思う。
-了-
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