前半はこちら。

つづき。

さあ続きに入ろう。
 　
衣服を全て脱ぎ終えたところで、四つん這いになり私にキスをする。少しずつ近づいてくる顔を恥ずかしくも正視することができない。

彼女が尋ねてきた。
 　
「乳首は感じる方か…」と。

私が無言で頷くと、シャツをたくしあげ、私の目から視線を外さぬまま、舌を伸ばして乳首を滑らす。ゆっくりとゆっくりと、私がＭであることを知っているかのように、なぶるように。

 　乳首舐めの後、ズボンを脱ぐ。嬢もブラを外す。パンティーはそのまま。そして髪を後ろでひとつにまとめる。このときの顔がとても某女優にそっくりだった。

おしぼりで拭き取り、まずは軽く口に含む。そしてゆっくりとグラインドをして、口を離し、カリ先を包みこむようにさりげなく手コキ。  　 　

これが絶妙ッ！思わず背筋が伸びた。

私は磨き上げられた手コキは、生フェラより気持ちいと思っている。そしてそれがＳッ気のある、さらにはモデルのようにスタイルのいい女性にされるとあれば、もはやそれは至高の芸事とすら思っている。

喘ぐ私の反応に「可愛い」「たのしー」と笑顔になる嬢。いや、ここからは痴女といったほうが適切だろう。

タラーと唾液を垂らし、愚息を滑らし、テカらせ、長い指を巧みに使い、適度な力加減で回転させながら上下左右に旋回運動。

キュッ！プチャチュチュワチュワ

聞きなれぬ擬音が愚息から聞こえる。まるで哭いているのかのようだ。あまりの感動に…いやあまりの快感に…

痴女は私の反応をニコニコしながらまじまじと視る。目を逸らすと追いかけてくる。愚息が乾いてくると口内と唾液で滑らし、ストップ＆ゴー。と表現するが、実際ストップをかけていたのは、私のほうだ。

ストップをかけては、再開。こそば気持ちいい快感に身悶えては胸、腿をまさぐる手に力が入る。すると手が止まる。

この一連の流れが数分続く…も、早漏である私がこれ以上我慢できるはずもなく。

「もうダメです。逝かしてぐださい」

この言葉でいよいよクライマックス！痴女はいままで使わなかった左手を解禁する。左手で愚息下方を包みこみ、右手でカリ先を包み込む。唾液まみれの愚息が指で作られた筒にすっぽりと収まる。そして程よい力加減で上下運動ッ！

チュッジュクチュクチュチュ…

唾液が愛液と化し、指で包まれた筒が膣の役割を果たす。手コキがインサートへと昇華する。これぞ至高の手コキ。しかも私を見る視線。常に笑顔。

喘ぐオヤヂを見て彼女はいったい何を思うのだろうか…なんて下卑た想像をしていたら…大爆発の予兆。

「イ、逝きそう…」

合図をサインに手コキが加速、指先にこみ上げるものを確認したら、口を添えて受け入れ態勢完了。数秒後…ふくらはぎが痙攣を起こしはじめ、つりそうになるその寸前、見事に大量射精。

嬢は最後の一滴まで手と口を止めず、終えてニッコリ笑顔。その後、後ろを向いて吐き出し、お絞りを一枚手渡し、てきぱきと後処理を続ける。それを呆然と見届ける私。
 　
射精時の快感はここ最近ではダントツで一番。そのぶん射精後の賢者タイムも相当なものだった。

嬢はコスチュームを着て一時退席。私はそそくさと衣服を着用し、深くため息。前方の座席から嬢の上半裸が飛び出ていたが、大賢者である私には目の足しにもならない。

嬢が戻ると、即座に終了のコール。名刺を受け取り手を繋いで階段へ。途上で「また来てね♪」のチュー。

（はい。必ずまた来ます！）

無言の笑顔で嬢と別れ、余韻に浸りながら帰路についた。帰宅後、風呂に入り、軽く晩酌をしてから就寝。いつもよりぐっすりと眠れたような気がした翌朝、起きるとふくらはぎが筋肉痛になっていた。

至高の手コキ、恐るべし。湿布を張りながら胸に誓った。近日中の再訪を。無論、筋肉痛が治ってからだが…。

痴漢をされに行き、痴漢されずに悶々としながら飛び込んだ今回。偶然にも責好き？の痴女に出会う。責められたい気分だっただけに、思わぬ出逢いをエム神に感謝。

と、同時に思う。ＭとＳの引力について。果たしてＭはＳを引き付けるのだろうか？それともＳがＭを呼びつけるのだろうか？

しかし、これだけはいえる。こんな偶然の出会いがあるからこそ、フリー道はやめられない…と。

それでは今日はこの辺で。皆さまよき週末をお過ごしください。