前半はコチラ。

つづき。　
着席するとマイクアナウンスが流れる。その数分後、嬢参上。

ハデな髪色。やや太目。緩慢な動き。見るからにテンション低め。着席するや否やの第一声がコチラ。

「お待たせしましたー。すいません。今日生理なので下へのお触りはできません。じゃ脱いでください」

いかにもといった口上。しかも、感情を込めない見事な棒読み。いやそれどころか、会って二秒で脱衣指示。さすが多回転サロン。時間が惜しいということか…。

いや、ちょ待てよ。今日の私はマンツーのはず。。。

そうか！お試し（２０分）だからか。なるほど、無駄なトークは不要。時間たっぷりプレイに充てる。

そうか？そうだ！そうに違いない！良し。そういうことにしておこう。

ということで、そそくさと脱衣。ズボン＆パンツを同時に脱ぐ重ね脱ぎ。ペロンと愚息が顔をだす。

私の気持ちが伝わったのか？とても意気消沈だ。これでもかというぐらいに頭を下げている。が、嬢は意に介さない。指でつまむようにしてゴシゴシ拭き取り開始。

（あれ？おかしいな。いつもならこの時点でもう少し元気になるはずなのに…）

反応しない愚息に先行きの不安を感じる私。しかし、嬢は至って冷静。

「じゃー始めますねー。痛かったら言ってください」

制服のＹシャツを脱ぎ、ブラを外し、上半裸にてお腹を丸めるようにして横向きフェラがスタート。気持ち狭めのベンチシートも何ら問題ない。正座し、めいっぱいに屈む。

さすがである。手での防御も完璧！

この姿勢では尻はおろか、横からの乳責めすら適わない。これではただ舐められるだけの石仏に成り下がる。

対面からのトーク。そしてこれまでの流れにフェラの体勢。

むぅ。間違いなくやり手。手練れ。ぐうの音も出ない。

この様子では生理かどうかも怪しいところ。だがいまさらそんなことを言っても意味はない。それにここは大塚だ。この手の対応は許容範囲。限りなく基本に近い行為。

私は「無」を覚悟した。

無の境地、無の意識。無抵抗、なすがまま、されるがまま。如水。水のごとし。

フェラは、進む。長年勤めた職人のように一定のリズムを刻み、なんの抑揚もなく、休憩することなく進む。始まりこそ口淫特有の生温かさと得も言えぬ興奮でオッキした。が、一定のリズムを刻む内に次第に萎んでゆく。

これでは駄目だ。駄目だ。一度萎えると、二度と起きない。

諦めたら、そこで試合終了ですよ。

心の声が聞こえる。

しかし、今日の愚息は反抗期。焦れば焦るほどに小さくなってゆく。そして、ついに小人サイズにまで成り下がった。

残り時間１０分少々。私は試合の終わりを悟った。だが、あろうことか、嬢は諦めていなかった。

死に体となった愚息を包み、これまでにない勢いで激しいリズムを刻む。攻撃範囲も拡大する。竿だけでなく玉までも。口だけでなく手までをも使い遮二無二に蘇生を試みる。

だが、時すでに遅し。

私の気持ちは完全に萎えていた。心が萎えると体は動かない。

これは仕事でもスポーツでも遊びでも何にでもいえること。心技体－すべてそろってこその射精なのだ。どれがひとつでも欠けては逝けない。

この日、愚息は二度と目覚めることはなかった。

嬢には「今日は厳しい」という旨を告げ、早めに終了していただいた。後半からではあるが、一生懸命に奉仕してくれた嬢に申し訳なく、しきりに謝っていたら…

「疲れていたんだね。きにしなくてもいーよ。」

と笑顔を見せてくれた。

一瞬、私のセリフでは？と思ったが、嬢にもプライドがある。これが、彼女のプライド、生き様なのだろうと、言葉を飲み込んだ。

強制終了のち、嬢一時退席。

気がつけば同士が２名来店している。案内され即座にコール。嬢が行き交う。

薄暗い中、確認すると…
　
か、かわいい！？

顔こそはっきりとは見えないものの、普通スタイル。見るからに若く、良さげな雰囲気があった。２０００円で彼女であれば…

途中からであるが本気を出してくれた嬢。次なる光明を抱かせてくれた嬢。そして今続々と入店する（２．３名）新人嬢。

２０００円だから…という狙いはわかる。利用者側にも同じ気持ちは正直、ある。だが、厚かましくも本音では、２０００円なのに…と思いたい、期待したい。

この値段でこのレベル。この値段でこのプレイ、この満足。

素直に難しいとは思うが、せめてこのお値段なら上出来！というラインを目指し、お店運営に力を入れてほしい。

大塚ピンサロ『レディザザ』これまでのノウハウもあるだろうし、それだけの土壌もあるとは思うので…。

個人的には、不発のなか垣間見えた光明に期待して、オープン記念が続く今であれば再訪はありだと思います。どうぞご参考ください。

それでは今日はこの辺で…。