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つづき
あれ??すぐの案内ではなかったか。。。
のちに判明したが、このしばしの待ちがトワイライトゾーンへの入り口だった。
しばらくしてマイクアナウンスが鳴る。指示内容は以下のとおり。
「○番○○さん、△番シートへ。スタンバイ」
特別変わったことはない。が、この直後に不思議なことがおこった。
「△番○○さんオッケー!ご案内っ!」
そして私が呼ばれた。手にアルコール消毒を散布され、ペンライトを渡される。
「これで照らして席までお進みください。暗くなっておりますので足下ご注意ください」とのこと。
ペンライト片手にコトを成すためだけに闇夜を進む…。否が応でも興奮してくる。受付奥を左に曲がり、いざプレイルームへ侵入ッ!!!
くっ、くらいっ!真っ暗闇だ!
想像以上の暗さに心が躍る。別のスタッフに席番を指示される。ペンライトで通路を照らし一歩、また一歩と注意深く歩をすすめる。ペンライトの光がブースに漏れる。
暗闇に裸で絡み合う男女が浮かび上がる。
暗視ゴーグルのような、赤外線盗撮のような視界。だが、女の裸がこんなにもエロいなんて…
白日の下で視る裸もいいが、暗闇のなかおぼろげに映る裸体もいい。想像力が掻き立てられるし、余計なものが見えない良さもある。それになにより手触りの感覚が増す(ような気がする)。
徐々に指定の席へと近づく。シート番号を照らし、間違いがないことを確認する。中を照らすとうつむいたメイドがいる。
(ん?あれ?確かこの席のはず。番号も合っているが、もしかしてもうひとつ奥か…)
と、前方のシートを照らすと絶賛プレイ中。
(ん!?やはりここで間違いないのか…?)
再度シート内を照らしたそのとき、嬢が顔をあげて笑顔で迎えてくれた。その笑顔は「ここで間違いないですよ」と語りかけているようだった。
シートに入り、嬢を照らす。嬢は眩しそうに視線をそらす。それもそのはず、ペンライトはLED仕様でかなり明るく、直接的な光が目に入ると視力低下の危険もある。そこで嬢と相談のうえペンライトは一時的に机の上に壁側へ向けて置くことにした。
LEDの光が壁に反射しブース内を程よく照らす。明るさとしては互いの顔をかろうじて確認できるかどうかの暗さ…といえばいいだろうか。
少し落ち着いたところで、嬢に先行待機の理由を尋ねる。
とくに明確な理由は(分かってい)ないようだが、イベントに合わせた限定処置のとのこと。
おそらく、一人暮らしの部屋へ夜陰に乗じて忍び込むようなイメージを演出したのだろう。夜陰に紛れて他人の行為を覗き見るような興奮もある。イベントを盛り上げる施策としては中々いい演出ではなかろうか。
さて…と、問題はここからだ。
期待以上の暗闇。BGMあり。ペンライトあり。衣装はメイド。そして嬢も若く可愛く(暗闇補正あり)、おとなしそうな雰囲気にメイド姿がとても良く似合っている。しかも現役のJDであり、細身でスタイルも良く、恥ずかしがり屋さんなのがこれまたいい。
暗闇とペンライトを生かして、この恥ずかしがり屋の現役JDをどのように辱めるか…。
せっかくのイベントだ。いつものように消極的ではお店にも嬢にも申し訳が立たない。
私はペンライトを手に取り、自らを鼓舞するよう嬢に伝えた。
「ち、ちょ、ちょっと、、、パンティー見せて」
つづく。
To Be Continued.