感染者数のニュースを聞いても、これといって特に何も感じなくなってきた8月の終わり。
専門家の見立てでは、「 感染のピークは過ぎた 」と言われておりますが、これといった対策をしていないのにピークが過ぎたと言われても…
why?? 疑問しか残りません。
しかし世間を見ても、そして世界に目を向けてもいまさら緊急事態宣言を行う国はどこにもなく、各国withコロナの新様式にて日常を再構築していこうというのが主流の考えのようです。
もはや新型コロナへの対策は、以前から言われているように「手洗い・うがい、マスクの着用、ソーシャルディスタンスで三密を防ぐ」という基本的なこと以外に打つ手なし!
言うなれば個人個人の意識の問題ということに置き換えることができ、その意識の差いかんで色んな業種に及ぼす影響も変わっていくものと推測されています。
風俗利用における意識の差
現に風俗業界では、コロナ禍でもまったく気にせず遊び続けている方もいる一方で、コロナ発生以降は一切の遊びを断ったという方が多くいます。
それとは別に様子を見ながら条件付きで利用頻度を減らしながら処理する方もいれば、利用を控えていたが最近になって利用を再開したという方も増えてきています。
withコロナでの風俗利用の意識差、これについては性病と異なり感染の拡がりが自分と身近な人以外にも広く及ぶことから、日ごろから関わりのあるの人数の大小、家族構成に恋人有無などで大きな隔たりがあると予想されますが、最近では以前ほど警戒的な意識ではないというのが大方の予想です。
それは先日お尋ねした「コロナ第二波調査」でも明らかでした。
実際現場でも、業種間による集客差があるのは当然としても、宣言が明けてから客足が戻りつつあり、第二波のピーク時においてもそこまで減少することはなかった、と某デリヘルの店長さんは語ってくれました。
とはいえ、まだまだコロナ前の水準を下回るレベルだそうで、経営的にはギリギリ黒字、ただこれは少ない人数で運営しているからだそうで、店舗展開し、スタッフも女の子も数を抱える中堅から大手グループは相当苦しいだろう、とのことでした。
少しは明るい兆しが見えてきたのか?と尋ねたところ、以前に比べればと前置きしたうえで、今後の見通しはそこまで悲観していない。ただ冬になるとどうなるか分からないし油断はできない。
それよりも、いま最も頭を悩ましていることがひとつある、、、と間をおいてから…
売れっ子と売れない子の格差 が以前にも増してはっきりしてしまった。。と嘆いていました。
現場の悲哀
確かに某風俗サイトや人気嬢のTwitterなどを覗いてみても、満枠御礼やお礼コメントがずらりと並べられる人気嬢に対して、常に即ヒメ状態、日記も更新頻度が少なければ内容に乏しいフリー要員と思われる女の子も目立ちます。
SNSが全盛となった風俗業界において、個人努力をしない女の子は淘汰されて然るべき状況だが、それでもコロナ前はまだお客さんに余裕があったことからおこぼれがあった。しかし今は感染防止という観点から見ても、新規開拓、とくにフリー客は皆無。
利用のほとんどが新人指名か本指名だから、必然あぶれる女の子が増えてくる、、待機場は最悪の雰囲気だよ、とほほ。
と辛い心情を吐露してくれました。
しかも、7月中頃より求人市場が活発化してきたと言います。
いま稼げなくなってきた経験者の移動が激しい。もともと稼げなかった子はどこへ行っても同じだが、コロナにより上位のナンバーに入りやすくなったことで、中堅以下のナンバーの稼ぎが落ちている。そういった子がより単価の低いお店に移籍しているため、玉突き事故的に稼げない子が追い落とされている。
そこに、岡村理論の可愛いお嬢の参入も増加傾向にあって、、、店としては喜ばしいことだが、現場は本当にやりにくいよ。
毎日誰かしらが泣き叫ぶんだから…と想像しただけで悲惨な様子が伺えます。
現代風俗に失敗はない
確かにただでさえ牌の取り合いだった風俗業界、そこにコロナショックが起こり、利用する人間が目減りする一方で、お嬢の人数は減らない。むしろ増えていく。
ひとたび、需要と供給のバランスが崩れれば、貧富の差は広がるばかりです。
我々利用者にとってもいい話ばかりではありません。人気嬢が一部の資本家だけで独占されてしまうのですから。
まぁこのあたりはコロナ前からというか、ごくごく当たり前の生態系ではありますが。
店長さんは最後にこうも言いました。
結局のところ稼げる稼げないは個人の努力しかない。お店としていい方向に導くことはできても、 最後は接客だから。 手間暇惜しんでSNSをして、それを見て来てくれた方を接客で満足させること、これが安定した収入につながる一番の近道と女の子には伝えているんだけど、、、
伝わらない子には伝わらないんだよね。だから、それができている人気嬢で遊ぶのが、もっとも成功率が高い遊びなんだよね~。
これだけの女の子の情報が明るみ出ている時代だから、成功は易し、だよね。
ただ、隠れたアタリを引きたいなら冒険にでるしかない。お店と仲良くなって新人を当てがってもらうか、独自の目利きを養うか、または女の子との信頼関係を築くか、、とはいえ、お客さんも無駄打ちしたくないからね。
すぐに結果が欲しいからナンバーを指名する気持ちもわかるし、こちらもナンバーが空いていたらそこをオススメするしね。安心だから。
とはいえ、それでいいのかな?っていう疑問はあるよね。遊ぶ前から女の子とのつながりを求めて、できるだけ理想に近い子を見つけて、極限まで成功率を高めてから出会って楽しいのかな、、とは思うよ。
一期一会なんて言葉もあるけど、いまの風俗には当てはまらないよね。昔はよかったとはいわないけどさ、なんだかおもしろくない商売になってきたと思うよ。
と最後は時代に対する愚痴みたいなものになっていました。。。が、妙に共感を覚えたことは確かでした。
フリーのドキドキ
情報を精査すれば現代風俗に失敗はありません。ですが、予想の範囲内に留まるでしょう。予想以上の感動を得るためには、まだピンサロ業界では微かに根付いている、これしかありません。
フリーによる新規開拓。いわゆる皆さんがよく語る、フリーのドキドキ!!
このフレーズにトライするしかありません。
安く遊ぶことがモットーのひとつでもあるピンサロ業界には、まだ冒険心のある勇者たちが多くいます。そしてその方々により新たな良嬢が発掘されて、口コミで世に広まり、良くも悪くも利益の再分配が行われています。
が、そうはいってもピンサロ業界にも目に見えて格差が広がっています。
いまとなっては当たり前になった電話予約やロングコースの導入などにより、人気嬢が固定客で独占され、あぶれたお客は中堅以下のランカーの指名に走り、希望する女子がいなければ近隣他店を巡り巡って女の子を選別する。
フリー要員や怪しげな嬢を徹底してさける動きに加えて、コロナ禍による利用控えと新規開拓の見送りが進めば、嬢の格差は今以上に広がります。
そして今後、いつの日か、ピンサロからフリーのドキドキが失われてきたその時、それは業界の衰退が始まっていると思ってもいいのかもしれません。
資本主義であれば当たり前である貧富の差、しかしそれは人と人との出会いによる性サービスの現場では思わぬ宝石を見落とすことにつながるのかもしれません。
それでは最後になりましたが、8月に見られた業界の動向を記して、今日はお別れいたします。
首都圏ピンサロ動静 猛暑の夏
▼高円寺『buzz397』 新規オープン
▼新宿『ガールズセンター』新規オープン
▼津田沼『魔法の国』新規オープン
▼立川『ブリリアント』新規オープン
▼新宿『にゃんにゃんパラダイス』新規オープン
リニューアルを含むとはいえ、営業再開に踏み出すお店が増えてきたということは、コロナの底を超えたということでしょうね。