以前に「ビッグデータ」によるピン活解析を投稿しました「アザトホース」と申します。
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その際、データ分析の結果、「限られた情報に基づく『場内指名』でも、かなりの確率で好みの嬢を導き出すことができる」とわかったのは自分でも驚きでした。
では具体的に、どんな事前情報でわれわれは場内指名を行なうのでしょう。
場内指名するときに私たちの手にある「限られた情報」は以下のようなものです。(本サイトのようないわゆる口コミ情報を除く)
1 お店のウェブサイトの嬢紹介ページの文字情報
2 上記ページの嬢画像
3 店頭の写真
1は、スリーサイズや年齢などのスペック、簡単なQ&A形式の自己紹介、お店からのコメント、姫日記が主です。
2では嬢の顔は隠されていて、体形・髪型・肌の色が確認できる程度。
3になると顔を見ることはできるものの、パネルを見ているとき私たちは受付のお兄さんに監視されています。パネルの前で延々と悩みつづける豪胆な同志も見かけますが、私のような小心者の場合、そんな胆力はありません。
つまり、場内指名で自分の好みの嬢を引き当てるためには…
(1)ホームページの嬢の画像を吟味して、体形などから足切りしたうえで、(2)文字情報で絞り込み、(3)お店で嬢の写真を見て最終確認をする-
という流れになります。
しかし同志の皆さんもご存知のように、嬢の「プロフィール」というのは当てになりません。スリーサイズと年齢が当てにならないのは公然の秘密ですが、Q&Aも真偽の怪しいところが大いにあります。
例えば、私の馴染みの嬢などは、「お店の人がほとんど書いた」と言っていて、実際その子のプロフィール欄の10個ほどの項目のうち、半分が事実と異なるものでした。
嬢の紹介ページには、たいてい、お店からのコメントがついています。
タモリ倶楽部の「風俗ビッグデータ」では、デリヘルの「お店からのコメント」を解析し、「良嬢の指標となる言葉」と「地雷嬢の指標となる言葉」を導き出していました。しかし、これをピンサロに適用することはむずかしいように思います。
なぜなら、ピンサロの「お店からのコメント」は、デリヘルのそれよりも適当でいい加減だからです。よって、お店のコメントも話半分(あるいはそれ以下)とみるのがよいでしょう。
残るは姫日記です。じつは私はこれを一番重視しています。
姫日記のある店で日記を書かない嬢とは場内指名で遊ばないと言ってもいいくらいです(ただし「日記を書くから良嬢」ということではないので、私は「日記を書かない良嬢」との出会いの機会を損失しているとは言えます)。
当初は地雷を引くリスクを下げるために日記を役立てていたのですが、いまでは、まず姫日記を読み解いて「この子は好みに違いない」と仮説を立て、実際に場内指名してみて仮説を検証することを楽しんでいます。
日記による嬢のプロファイリングゲームみたいな感じですね。
前置きが長くなりました。今回は私が最も重要視している項目、「日記からの嬢プロファイリング」について記してみたいと思います。
日記からの嬢プロファイリング・嬢の画像について
「姫日記」による場内指名は、ルックス重視というよりも性格重視の同志向きです。文章から見えやすいのは性格ですから。とはいえ、ルックス第一の同志にも姫日記は役立ちます。
日記は「販促営業」が目的なので、自撮り画像をアップする嬢も多いからです。だから「写メ日記」と呼ばれるのでしょう。
嬢の画像が増えるほど、実像を見きわめる材料は増えます。SNOWなどの「盛る」アプリや自撮りのスキルもありますが、それでも公式画像とは異なるアングル、公式画像では隠されている顔の部位を見ることで、嬢のルックスを三次元的に見ることが可能になります。
プロのライティングとメイクで嬢の写真を撮影しているタイプのお店の場合、嬢自身の素人写真はパネマジを見破る参考になります。
指の太さから「実はぽちゃだった」だとわかったり、私服の画像があがっていれば性格や趣味やキャラが見えてくるものです。
なお、自分の好みのタイプの私服を着ている嬢は、自分と相性がいい確率が高いです。
一方、積極的にエロい自撮り画像をあげている嬢はエロそうですが、そういうタイプの嬢には販促営業だけに長けていて接客が塩対応だったり、エロっぽい体裁を整えて抜ければ良いんでしょ系のガサツな嬢も混じっているので要注意です。
さて、ではいよいよ日記のテキスト部分です。
まずは分量を見ようまずは日記の一項目(一日分)の分量を見てみましょう。一項目の分量が多い嬢は当たりが多いからです。これはヘルスなど他の業種にも当てはまります。
なお、これはどちらかというとピンサロ以外のタイプのお店でよく見かけますが、嬢のプロフィール欄に質問項目がたくさんある一問一答形式のアンケートがある場合、大いに参考になります。
たくさんの質問にすべて答えていて、ひとつひとつしっかり答えが書いている嬢は良嬢の可能性が非常に高い。逆に全部に答えずに飛び飛びになっていたり、答えていても明らかにおざなりであったりする嬢はたいてい地雷です。
問いにすべてちゃんと答えるのは難しいことではありません。しかし間違いなく面倒です。そういう作業をキッチリやるかどうかが表れているわけですね。
ピンサロのプロフィール欄はお店が適当に書いてしまうケースもあると前述しましたが、この程度のプロフィール欄でも空欄になっている嬢をたまに見かけます。
これはリスク要素です。私は指名を避けることにしています。
さて「お店から推奨されるけれども面倒な作業」というのは日記も同様です。つまり日記の分量が多い嬢は、仕事への姿勢が真摯なことが期待できます。
ただし、文章の得意不得意というのは当然あるので、「日記の分量が少ない嬢イコール地雷」ではないことは、あらためて強調しておきます。
一方で「Q&A」は、文章の巧拙は関係なく、ただ答えればいいだけなので、これがおざなりな嬢は地雷だというのは高確率で断定できます。
姫日記の6つのタイプ
姫日記は主に以下のタイプに分かれます。ひとりの嬢の日記で、これらが混在していることもあります。
1)業務連絡型
日記をコンスタントに更新するけれども文章量の少ない嬢によくあるケースです。その週のシフトが決まったときに告知するパターンですね。もちろんこれは有用で、オキニ嬢やお目当ての嬢のシフトが事前にわかると、予定が立てやすくなり助かります。しかし、遊んだことのない嬢のプロファイリングには役立ちません。
これに付随して、スケジュールの告知の前後に挨拶や近況報告などの文章がくっつくこともありますが、業務連絡型の日記を書く嬢の8割は業務連絡+定型文にとどまるケースが多いため、嬢を知る情報としての価値はテキストにはありません。日記をまめに更新している、という点はプラス要素ですが。
2)名刺型
嬢からもらう「名刺」と「日記」は似ています。名刺は割引券になるので「お客に渡さなければいけないもの」。日記もお店から書くように言われることが多いと聞くので「書かなければいけないもの」。ではそこで何を書くのか、というのは嬢によってさまざまです。
名刺に定型文しか書いていないのでちょっとガッカリした、という経験は多くの同志がお持ちではないかと思います。定型文ではなく、たくさんの分量のある名刺をもらうとうれしいですし、それは良嬢のサインです。(余談ですが、わたしの過去最大のオキニ嬢は、日記はそれほど書かなかったものの、毎度、小さなメモに細かな文字でびっしりメッセージを書いたものを名刺にホチキスで留めてありました)
姫日記はそもそも「名刺」の拡張版のような性格があるということですが、嬢の日記のなかには、文字通り「名刺の拡張版」のタイプがあります。その日のお客へのメッセージを連ねるパターンです。
代表的なのはこうした記述です。
>××くん!日記見てくれてたなんて!嬉しかったよ!今日も読んでてくれるかな?
>〇〇さん
>楽しみにしててね!今度の週末待ってるよ?
「名刺型」と呼ぶのがわかると思います。これをいつも定期的にやっていて、かつ、言及するお客の数と文章の量が多いほど、良嬢の可能性が高い。言うまでもなく面倒だからですね。
私の知るある嬢は、プレイ後に「そのときのお客」の特徴などをメモしていると言っていました。この子の場合は日記のためではなく、本指名につながったときにちゃんと接客できるようにするのが目的でしたが、そういう努力をしている嬢であることがわかりますから、これも仕事に対して真面目にとりくんでいることを示す指標と言えるでしょう。
アイドルの現場では、「推しているアイドルに覚えてもらえた」ことを「認知された」と称するそうですが、「名刺型」の日記に自分のことが書かれると、「認知された」喜びがあります。
これはリピーターを逃さない手にもなりますし、新規の客に「おれも認知されたい」というモチベーションを与えることもあるでしょう。熱狂的ファンの(激しい)嫉妬を生む場合もありますが…
さて名刺型の日記の多くは、上記の例のように各お客に対してメッセージを投げるスタイルです。
これを私は「二人称型」と呼んでいます。嬢はあくまで対象の客にだけ宛てて書いていて、第三者には意味がよくわからないことが多い。
>**くん!今回のアレ楽しんでくれたかな?また新しいの考えとく!
みたいな日記です。ところがまれに「三人称型」のコメントを書く嬢がいます。「嬢」「客」に加えて「読者」も想定しているわけです。
こうした「三人称型」からは、その嬢がどういうふうな接客をしているのかや、接客において心がけていることをを知る手がかりを多く得ることができます。また、どういうお客に好意をもっているのかが見えてくることもあり、嬢との相性をみるうえで非常に有効です。
例えば、プレイ内容まで書いてある場合(「30分で二回もいってくれてやりがいがありました!」など)は言うまでもありません。
「三人称型」は必然文章量も増えます。嬢と一戦交えたあとに日記を見て、「認知された」と感じる喜びが大きいのも特徴のひとつです。
さらに、文章がタメ口か敬語か、というところにも性格があらわれます。フレンドリーな嬢が好きなひとは前者を、品のよい嬢が好みなら後者を選ぶとよいでしょう。
3)身辺雑記型
もっとも文章量の多いのがこのパターン。情報量が多く、嬢の性格や趣味などを知る手がかりが満載です。
日記を書くことは嬢の仕事ではないのに、まとまった文章を敢えて書く、というのは営業努力です。つまり潜在的な良嬢の可能性大ということですね。
長い日記を書いている嬢を見つけ、その嬢の趣味などを精査して、自分に合いそうな子を選び出す、というのが王道です。
ただし、純粋に文章を書くのが好き、日記を書くのが好き、だから日記が長くなる、という嬢もいます。そういう子の日記は…
(1)ニッチな音楽や映画や本などのサブカルチャーへの言及が多い
(2)言語感覚が独特で文章が巧い
(3)内容にまったくエロさがない
といった特徴があります。
こういう子は、地味で癖のある文系女子であるケース(「なんでこんな子がこういう仕事を?」系も多く、場合によってはメンヘラ系の子も)が多く、私はそういう子が大好きなので積極的に選びますが、その手が苦手な同志は、こういう日記を書く嬢は避けたほうがいいかもしれません。
なお、「身辺雑記型」と「文章量の多い名刺型」の複合型は時折みられ、この複合型の嬢が性格のよさという点でもっとも打率の高いもののようです。
4)困惑型
近頃ではお店から「日記を書いて」と言われることが増えているようです。ところが文章を書くのが苦手なひとというのは確実にいるものです。
>はじめまして、**です。今日からブログをはじめました。文章力ないので心配なんですが、がんばって書いていきたいと思います。
というような日記が上がって、その後は音沙汰がなく、2・3か月後くらいに内容があまりない短文がアップされる――みたいなパターンをしばしば見かけます。
一見すると「Q&Aに答えない潜在的地雷嬢」に似ていますが、この種の「困惑型」は地雷とは言えません。「文章を書くのは苦手だけれどお店から言われたので応えようとしている」と見れば、むしろ良嬢の可能性もあるように思います。
5)投げっぱなし型
ひとりよがりな短文を3行くらいだけ書いているパターン。自分の趣味のことなどを、相手に理解させようという姿勢なしで書いてある。そのとき頭にあったことを書いてあるだけ、つまり相手の存在がごっそり抜け落ちているわけで、これがプレイに反映されると地雷。ハイリスクなタイプの日記です。
6)ハイテンション型
文章がやたらとハイテンションなもの。
>やっほー! **だよー!
みたいな書き出しのものです。
>5月は***のコスプレだって!楽しみー。
といった「そんなの店のイベントぺージ見れば書いてあるし」みたいな内容の薄いものがテンション高く書いてあったりします。
文章には書き手の性格が出るもので、やわらかな感じの文章を書く嬢はやわらかな感じ、みたいな方程式が成り立ちますが、ハイテンション型に限ってはイマイチ当てになりません。
テンションの高さは装えるのか、じっさいに会ってみたら人見知りとか、意外と暗かったりとかいうことが何度かありました。
ただ、この手の日記を1日1回くらい更新する「ハイテンション連載型」は、フリー要員以上ランカー未満の鬼出勤嬢の確率が高いです。なので標準的な満足感を狙うなら、「ハイテンション連載型」は狙い目です。
以上、姫日記を解説してみました。総合していえば…
「日記の文章を読んで好感を持った嬢に実際に会って裏切られることは稀」
という結論になります。
もちろん嬢も営業目的で書いているわけですから、自分をより良く見せようとします。ただ、文章が積み重なれば積み重なるほどボロは出てしまうもの。つまり素の部分が見えてくるものです。だから日記の分量が多いほど、嬢の性格を正確に知ることができるのです。
まとめ
最後にまとめとして、嬢の日記から良嬢のサインを見つけるポイントを挙げてみます。
1)定期的に書いていて、日記が長いこと
長ければ嬢の素顔が見えやすくなるだけでなく、長い日記をコンスタントに書く嬢は仕事に真剣に取り組んでいる可能性大。
2)一見すると不利なことが書いてあること
容姿や体型、テクなど、嬢の仕事内容からするとマイナスなことをさらっと書いている嬢は「営業」の意識が強くないので信用できます。
3)自撮りのバリエーションが豊富
これは(2)とは逆に、営業に熱心な嬢。ときどき営業だけに熱心なハズレもいますが、私服イベント、自前仮装イベントなどで熱心に売り込みをしている嬢は仕事をきっちり果たします(そして美人であるケースも多い)。
ちなみに姫日記には、私のような奥手の人間には、事前に嬢との共通の話題を見つけられるという大きな効能があります。初対面の嬢とのあいだに簡単に話題を見つけられるコミュ力の高い同志ばかりではありませんからね。
「日記を読んで**ちゃんのことが気になって会いに来たんだよ」と言ってイヤな顔をした嬢はこれまでひとりもいませんでした。嬢はみんな、お店に言われて書いてはみたものの、読んでいるひとが果たして存在するのか不安なんです。だから「読んでるよ!」というと、みんな少し恥ずかしがりながらうれしがってくれました。
嬢との最初のハードルを越えるのが苦手な同志は、ぜひ姫日記の活用を!
そして嬢のみなさんも、自己PRの最良のツールとして、もっと日記を書いてほしいと思います。文章の上手ヘタは関係ないんです。変にこなれていると却ってウソっぽく見えてしまったりします。
嬢のみなさんとしても、お客と性格が合えばプレイのストレスも減るはず。ルックスでなく性格による嬢と同志のマッチングに、日記はとても有効であると思うのです。
機会がありましたら、このプロファイリングにしたがって嬢を場内指名してみた結果を何例かまとめた【実践編】もご紹介してみたいと思っております。
ご清聴ありがとうございました。
管理人より
これは凄い!ほんとうに凄い!なにがスゴイって、講座内容が分かりやすいのはもちろんのことですが、男性だけでなく女性目線でも実践に使えるという点。そして何より熱量がヤバい!!
姫日記はいま風俗店とって切っても切れない集客のキラーコンテンツです。店にとっても女の子にとってもそう。もともと個人事業主の体が強い風俗嬢を、より個人事業に特化させたのが、この姫日記と言えるでしょう。
ゆえに、日記を書くという努力が全て営業成績(収入)に直結する。逆に言えば書かないことは収入のチャンスを逸している、ということになります。
また店プロフとは異なり自分の言葉で気持ちを伝達できますから、内容はもちろんのこと、自分で自分をブランディングできるという強みがあります。そしてそれを巧みに読み取ったのが、この「姫日記プロファイリング」でしょう。
女性のタイプをパターン化して、文章内容からタイプ別に当てはめ、嬢の真の姿や性格、内面、さらにはプレイ内容を予測する。
今回のファイリングを読んで、これまで漠然と見ていた姫日記の見方が変わる方も多いと思います。現にわたしは変わります!もう目から鱗でした。
元来細かいことを気にしない=あまり物事を深く考えない性格でしたが、裏を返せば考えるのが面倒なだけ。しかし、このようにお手本のような教科書があれば、それに照らし合わせ、そこにこれまでの実践から得た経験を乗せればいいだけです。
要は、姫日記を読み取るマニュアル的なものが存在しなかった。個々の経験値に基づく個人審査に近かった。それがこの「姫日記によるプロファイリングのすすめ・基本編 アザトホース著」により個から公(式見解)になる可能性があるということです。
さらに嬢目線で言えば、この考えを逆手にとって、自分をより近しい層に落とし込める。要は自分の得意とする客層を狙いブランディングできるということにもつながります。もちろん、弱いところを補う形でもいいでしょう。
少し大袈裟かもしれませんが、今回のコラムは、業界の販促教本にもなれると、わたしは思います。本当に勉強になりましたし、感動しました。
ぜひ【実践編】もご教授いただきたい!!楽しみにお待ちしております、先生!